「七夜待」 | akiのときどきつけるblog

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ブログはお引越ししました。
今まで読んでいただいてありがとうございました。

奈良を、そして日本を代表する映画監督、河瀬直美監督の最新作「七夜待」試写会に行ってきました!
主演は長谷川京子さん。
奈良の尼寺「法華寺」で行われた、女性だけの屋外試写会です。


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ストーリーは・・・

人生のリセットを求めてタイに着いた日本人女性・彩子が、タクシーに連れて行かれたのはホテルではなく森の中。その川のほとりでフランス人青年グレッグに出会った彩子は、彼が同居するタイ人母子の住む高床式の家に連れて行かれる。言葉も通ぜず、ここがどこかもわからない彩子だが、不安と苛立ちの中でそこで受けた古式マッサージで心の安らぎを得ていく。少しずつ周囲と調和していく彩子は、そこで七つの夜を過ごす。

デビュー作『萌の朱雀』でカンヌ映画祭カメラドールを受賞してから10年。河瀬監督は2007年の『殯の森』で再びカンヌの舞台に立ち、グランプリを受賞。その河瀬監督が次なるスタートを切ったのがこの作品で、国際色豊かなキャストとスタッフを率いて、初の海外ロケに挑戦。主人公は、偶然なのか運命なのか、タイの田舎の家に滞在する事になった日本人女性。「言葉によるコミュニケーション」の不在は、思い込みや行き違いを生じさせ、作品にはそうした混乱をそのまま持ち込んだような場面もいくつか見られる。しかしマッサージという、言葉に頼らない「体のふれあいを通したコミュニケーション」の可能性を示す手段と考えれば、納得できるだろう。



「七夜待試写会行き」臨時バスに乗り、開演1時間前にお寺に到着、お庭を散策させていただきました。
和菓子とお抹茶をいただく時間もありましたし、お土産にキレイになる「七夜待マフィン」をいただき、防寒のためのブランケットも用意されていました。女性による女性のための試写会、という感じで至れり尽せりでした♪

上映前には監督と主演の長谷川京子さんによる「キレイになるトーク」付き♪よくある美容法の紹介などではなく、30代女性の内面的な成長や変化、人や場所との縁、繋がりなどについてお話されてたのが、お二人らしくて素敵でした☆でもやっぱり外面もとてもとてもお美しく、お肌ピカピカ、信じられないくらいの脚の細さ、長さに感動いたしました☆


映画は毎朝それぞれの俳優にその日の行動が書かれた1枚のメモが渡され、台詞なども自分自身で演じていく、という独特のスタイルで撮影されたそうです。
そのせいか、30歳の女性「彩子」演じる長谷川京子さんの演技がとても自然でドキュメンタリーのよう。戸惑いや不安、怒り、そして癒されて緊張や滞りが解けていく様子、笑顔、涙、すべて「彩子」と一緒に体験されたからこそ、自然で美しいのでしょうね。ラストは自分まで彩子になったように晴れやかな気持ちになれました♪
山奥の森で彩子が出会うフランス人男性にグレゴワール・コランが出ていたのも嬉しかったです。「ビフォア・ザ・レイン」という映画で沈黙の誓いを立てている僧を演じていたのがとても印象的でずっと気になる俳優さんだったのです。「七夜待」での彼は饒舌なのですが、周りの誰も分からないフランス語。なのでやっぱり言葉でコミュニケーションできないところが、沈黙の僧と繋がっているようで面白かったです。
「タイ古式マッサージ」もこの映画の重要なファクターとして登場します。ダブルヨガとも呼ばれ、する方もされる方も癒されるマッサージ。触れることによるコミュニケーション。アロマトリートメントにも通ずるところです。
そしてタイの森、河、雨、全てに精霊が宿っているかのように活き活きとして、空気感まで伝わってくるようでした。

映画は五感の中でまず視覚や聴覚から入ってくるものですが、直美監督の映画は心に響き、嗅覚や触覚まで呼び醒まされるようです。人と触れたくなる、触れ合っていたくなる、そんな映画でした。(カンヌ映画祭でグランプリを受賞された「殯の森」でもそんな気持ちになりました。。。)
美しい半月が輝く星空の下、キンモクセイや木々や土の香りに包まれ、風を感じながら美しい映画を観られる、まさに五感を刺激される貴重な体験をさせていただきました♪

関係者の皆さま、本当に有難うございました。


そしてそして・・・、大ニュースがあります!!!!!


なんと、akiのアロマサロン「Holistic Healing Aromatic Planet」で、「七夜待」タイアップキャンペーンをさせていただけることとなりました!!!


詳細は近日中にお知らせいたします!!!!!


お楽しみに~~♪