昨日家の玄関で靴を履こうと思った時、足元で何か動いた気がして足を下ろすのを止めたら、アシダカグモ(軍曹)がいた。
危うく踏んでしまうところだった。
我が家、たまに軍曹に出会う。
月に1回以下だとは思うが。
おかげでもう数年室内でゴキブリを見ていない。
ちょっと見た目はドキッとするけれど、軍曹は益虫。
危険もない蜘蛛なので、ご対面してもそのままにしている。
軍曹に初めて会ったのは、大学院生の時に住んでいた奈良のボロアパートだった。
ベッドで横になっている時、顔のすぐ横に何か落ちてきて驚いて見たら、10センチくらいのところに立派な軍曹がいた。
当時軍曹についての知識がなく、大きさと雰囲気から毒グモ(タランチュラに思えた)かと思ってプチパニックになった。
どうにか部屋から追い出そうとしたが、すぐに見失ってしまい、その夜は恐怖で眠れなかった。
翌日学校に行って、覚えている特徴で検索をかけた。
そして、軍曹の正体がアシダカグモであること、無害であること、益虫であることを知った。
その後も何度かご対面したが、恐怖はなかったが不気味さはあった。
それでもだんだん慣れてはいった。
埼玉の朝霞に引っ越してからは軍曹を見ることはなかった。
もっと昔に同じ埼玉の上尾に住んでいた頃も、宇都宮に住んでいた時も軍曹を見たことはなかった。
関西以西にしかいないのかと思って調べたら、福島以南にはいるようなので、会う機会はあったはずなのに。
14年前に現住所(西日本の田舎)に引っ越ししてからは、定期的に軍曹に会う。
もうすっかり慣れた。
ゴキブリに会うよりずっといい。