ご訪問ありがとうございます。


父は休日に、博物館やお城に連れて行ってくれました。父と展示してあるものの説明文を丁寧に読みながら、じっくり見て回るのが好きでした。


大河ドラマも好きで、一緒に観ているうちにいつの間にか、歴史を覚え、古い物が好きになりました。

私は父から、好きなもの、趣味、考え方、在り方と、たくさんのものを受け継いできました。

子供の頃は、小言ばかりの母とより、私にはほとんど怒ることが無かった父といる方が安心していられました。
そんな父も母には小言が多く、思春期の頃にはい私も母を見下すようになっていました。
不器用で一生懸命な母のことを少しづつ理解できるようになったのは、自分が子育てに悩むようになってからでした。

父から受け継いだものを思い出していくうちに、小さい私の大好きな父を喜ばせたい。母のように父に怒らせたら、居場所が無くなる。という幼い懸命な気持ちが思い出されてきて、胸が痛くなりました。

父が亡くなったとき、フッとこれで自由になった。という気持ちが出てきて驚きました。
父との思い出を辿るうちに、父を喜ばせる子供で在りたい。その幼い懸命な思いが、今でも私にあったこと。それは父の本心では無かったかもしれないけれど、父の教えを守ることで、私は自分を守ろうとしてきたんだと気づかされました。
もう、父を喜ぶだろうかを基準にしなくていい。自由に自分で決めていいんだ。

解放感と、父がくれたたっぷりの愛に包まれているのを感じています。


お読みいただき、ありがとうございました。