「運命のレシピ」

WHITE JAMの運命のレシピを初めて聴いた時
胸がすごく騒いだ。
ずきゅんっていう何かが届いた。
胸の奥にしまって置いたものが
この曲の歌詞にすごく反応した。

ずっと、
偶然。偶然。
偶然?偶然だよね。
そんな偶然ある?
でもやっぱり偶然、すごい偶然だな。
って、、
何度も何度も何年も何年も思っていた出来事に、
聴いた瞬間リンクした

小学3年生のときに初めて同じクラスになった男の子。そしてとなりの席に。
少しハーフのような、顔立ち濃くて、周りにたくさんいる鼻たれ男子とはちょっと雰囲気ちがう、笑。
要するにイケメンな男の子。
イケメンは私には無縁なんだよね。。。
って思って。仲良くなるなんてこれっぽっちも想像してなかった。
でもほんと不思議。
人見知りな私に普通に話しかけてくれて、冗談言い合えるようになって、うるさくて二人で先生に怒られたりして。。。
なにこれ?なんか楽しい。。
めっちゃ楽しい。

幸せな日々が続いた。

でもそんな楽しい日々も束の間

先生から
「○○は夏休みに転校します。」
って。
え……
言葉失って、、、
なんで……って思った。

みんなで書く手紙の時間は涙でるのがまんしながら
なんとか、、元気でね、って書くのが精一杯だった。
でも、それが恋なのかは全然気づいてなかった。


「運命のレシピ」


それからの出来事。

転校先が、同じ市内だったから度々いろんな偶然で会うことが出来た。
水泳大会も陸上大会も。
しかも全部同じ種目。平泳ぎ、ハードル。

中学になってからの部活の大会でも、

あ、これは、、、
私、初恋というのが2つあったって思ってて。。
もう1つの初恋が中学校の時つきあってた彼。
その彼が野球部で、野球部の試合をよく見に行ってて、その時、その男の子も野球部で。。。
遠くからでもやっぱりお互い視線を感じてて、たまに目が合うから、、、
その時はちょっと胸が痛んだ。

転校してから、一度も話すことは無かったけど、無意識に探して、会う度にお互い目があって。
うん、いるね。いる。
って、いつもお互いの存在を確かめてる感じだった。

そしてまた、、、
しばらくして20才で就職したとき…

先に就職してたその男の子
同じ会社にいるって、同級生から聞いた。
しかもたくさんの勤務地があるのに、
なぜか同じ勤務地に。
もう、何がなんだかわからない偶然だった。

やっぱり男の子も気づいてくれてて、仕事のついでに何回か私をたずねてくれた。
でも私、いつもいない時で、、、一度も話せなかった。
いや、一度だけ私がいるタイミングで仕事でたずねてきて、この話を少し知ってた同僚が、
「来てるよ!」って言ってくれたけど、
振り返る勇気がなくて、、、
結局目も合わせられなかった。
一度も話せないまま。

私が仕事をやめてからは、その偶然もなくなったけど。

もしまた偶然がおとずれてくれたら、
今度は、
話してみたい。
「久しぶり」って言いたい。
小学校3年生ぶりに。。。

「運命のレシピ」
この曲を書いたシロセさんなら、この話きいてくれるかもしれない!
って思って、シロセさんへの初めての手紙に書いた。
覚えてるかな。読んでくれたかな。

曲聴いた時。
ただの偶然。もしかして運命だったりする?
っていう気持ちを、、、
それも運命って言うんだよ。
運命でいいんだよ。
って、受け入れてくれた気がした瞬間だった。

大切な思い出を
さらに素敵な思い出にしてくれた曲

「長く一緒にいる中で 特に出会った理由もなくて
逆に離れる理由が沢山あったのに 僕らは一緒にいる
これを逆説的に運命と呼んでいいのではないか
だとすると運命はまさかの偶然と兄弟なのかもね」

この歌詞に大切な思い出が反応しました照れ

WHITE JAM「運命のレシピ」

大好きな曲です。