実家日記続きます
そよそよと風が家に入っている写真
ようこそ!風さん!私のところへ!
私は風とお友達
さて、今日は実家の診療所は休診日
弟夫婦と姪っ子はお出かけして
私は執筆の傍ら父のお昼ご飯担当となった
午前中は、お互いが別の部屋で別のことをしていたのだけどね、
私はうれしかったな
昔の家の父の書斎で若いころの父が仕事をしていて、
私は書斎の隣の部屋で折り紙をおっている小さな子供に戻った気分
実際は、父は、午後の仕事である介護の認定のための資料作り
私は、、、自分フォト撮り、笑
私は書斎で仕事をする父を見るのが好きだった
まるで二人がタイムマシーンで40年前に戻った感じだったよ
話は肝心なところへ入ります
12時近くなったので、私は、お昼ご飯の支度を始めることにしたの
まず、ダイニングルームの窓を開けて風を入れた
外の空気が家に入ってこないと何となく息苦しかったから、風にお願いしたの
「風さん、私、今、心を素直に開放したいから、お手伝いしてね」って
カーテンが揺れるとそれだけでうれしい私
「風さん!家の中を一周してきて!」なんて風に話しかける
それだけで、私の心は全開!!!
自然との対話は素晴らしい
自然はおおらかな存在で私たちを癒してくれる
私たちが自然に対してどんなことをしたって大きな広い心で受け入れてくれる、、、
その、、、
風さんの癒しのせいなのかな、
無垢な自分を取り戻していたのかもしれない
私ね、うかつにも父の前で泣いてしまったの
さっきの話だよ
さっき、父とお昼をとっていた時のことだから、、、
腎臓病の父の食事を作る時、とても迷うことがある
普段、制限された食生活をしている父だから、
私が料理する時くらいは少しだけ味付けを濃くしてもいいかも、、なんて思ったり、
でも、そんなことしたら、いつも気を遣って調理してくれている弟夫婦に申し訳ないかな、とか、、、
交互に出てくるいろんな思いが私を迷わせて、
でも、結局は薄い味付けに落ち着くのだけど、少し工夫はしているつもり
たとえば、今日のキツネうどんのキツネは薄味だけど甘みを生かした味付けにしたり、、、
うどんの汁には長ネギを大きく切ったものを入れて、ネギの風味で麺汁の味に深みを出したり、、、
腎臓食であっても父においしいって思ってもらえるよう心をこめて作る
話がそれたね
そう、
父と二人でキツネうどんを食べていた時にね、
私、父と二人なのがうれしかったのか、何だかよくわからないのだけど、
感極まって泣いてしまったの
「ねえ、お父さん、、、私が今一人暮らしなの知ってた?」
「え?そうなのか?」
父が知らない私の悲しかったこと、、
たくさんある
老いた父にわざわざ心配させるようなことを言うまい、と思ったけれど
でも、ここで言うべきだなって観念した私
たぶん、風さんが見守ってくれていたからかもしれない
気持ちいい風がダイニングルームに入っていて、私は涙をぬぐいつつぼそぼそと涙声で語り始めた
去年の暮れに父が入院したことは、よくないことだったけれど、
でも、父の入院がきっかけで、私は家族の絆を取り戻したこと
悪いことが起こっても、それにはきちんと意味があって、考え方によってはいいことにかわる!
私はそれを切々と父に語った
今の状況も正直に話した
それに、ここ数年の間に積もった苦しみに耐えられなくなって死にたくなったことも、、、、
父は、不安そうに聞いていたけれど、何も言わなかった
私が明るく話したからかもしれない
「私は、三人兄弟の真ん中だから、強いし、つらいことにも耐えられる人なんだよ!」
って笑ったしね
いろんなことを話した
たった15分ほどの時間だったけれど、一時間くらい話していた感じだった
父と祖父が私に与えた影響
去年がんになった時のこと
今の担当医の先生が父や祖父みたいな赤ひげ的なドクターであること
恵まれた幼少時代を送ったために私が背負った運命
最後に言ったのは
「お父さんが元気でないと、私は苦難に耐え抜く力がなくなる、、、だから、お願いだから元気になってね」
父だから、、、
自分の父だから、病気を克服してほしいだけではない
だって、それは当り前のことだし
私は、父が好きなの
人として、、、
今は年老いて、からだが自由にならなくて、機敏に動けない父だけど、、、
もともと寡黙な人で、頑固で、自分の気持ちを言わない父だけど、、、
今は殻に閉じこもってとっつきにくい感じだけど、、、
でも、父が好き
父親というのは置いておいて、父が好きなんだ
だから、早く元気になってほしいの
週末から入院する父
からだも元気になってほしいけど、心の状態が心配
だから、せめて、私ががんばっている様子を話すことで父が癒されるといいなって思う
風さん、
私、これでよかったのかな
風さんが家にふわ~って入ってきた時、とっても心が軽くなったんだよ
カーテンがふわふわ動くたびにうれしくて思わず写真撮っちゃったけど
あの時、まさか、その写真でこんなブログを書くとは思わなかったよ
ほんと、うかつに、、、
うかつにも泣いてしまったのだよ
でも、父が少しでも元気になるとうれしい娘でした
ちなみに、、、
父は、もうすぐ入院というのに、さっき産業医としての仕事に出かけました
昨日までは、車の運転が心配だ、、なんて弱気だったのに
私が「大丈夫?私が運転して送っていくよ?」と声をかけたら「大丈夫」って車にやっとこさ乗り込んだ
ガレージのシャッターがだんだんしまってきて
私が車の中の父に手をふったら、父も手をふり返してくれた
寡黙なクールな父だから、
手をふるなんてめったにないこと
私の周りがふぁーっと明るくなって、花園の中にいるような錯覚をおぼえた
天使がきてくれたのかも
父が元気になりますよう、、、
父の姿を見ているとせつなくて胸が苦しいんだ、、、
私がいるから大丈夫だよって言いたいんだけど、言えない、、、




