NYの5thアベニューにて
Merry Christmas!!!
みなさまどんなイヴを過ごされました?
わたくしは。。。
昨夜のはしゃぎっぷりのせいで一日潰しました( ̄▽ ̄;)!!ガーン
しかも、体内時計狂いっぱなしでこんな時間に起きてるし。。。
ではでは、引き続き素敵なクリスマスを!!!
私の書いたお話と共に大切な何かを思い出してね!!
■カイトは父が亡くなってから、母奈津実を運命を共に生きる仲間として名前で呼ぶようになった。
あるクリスマスイブの朝、カイトは奈津実の幸せを願ってホワイトクリスマスになるよう願う。
そして、カイトのアルバイト先のバーを訪れた奈津実と恋人の山口が帰ろうとした時。。。
「あ、雪・・・!」
表をのぞいたヒロさんが言った。
「ほう、めずらしいな。今年はホワイトクリスマスだ」
山口さんがカウンター席から外を覗いて言った。
「じゃあ、雪が深くなる前にお食事のお店に行きましょう」
奈津実が席を立った。
俺は「あ、僕はここが終わってから千夏んちに行きますから」と奈津実に小さくウィンクした。
奈津実は「まあ!」という顔をしてから俺に向かって微笑んだ。
そうして、俺の顔の前に顔を突きつけてささやいた。
「カイくんの言うとおり、今年のクリスマスは物悲しくないかもしれないわ。だって・・・」
そう言ってから「ううん、いいわ」と首をふった。
「いいわって何なの?」俺が小声で聞くと「いいの。とにかく、ありがとう」と奈津実は微笑んだ。
奈津実たちをを見送りに外に出て空を見上げると、雪が空を舞っていた。
二人は奈津実の傘の下で寄り添い、その姿は深々と降る雪と共にだんだん小さくなっていった。
チクショー、本当に雪が降りやがった!!と俺は笑ってしまった。
神様って本当にいるんだな(あはは)
俺は今朝、曇り空に向かって自分が願ったことを思い出した。
神様、奈津実にご褒美をありがとうございました。
もしも、俺の願いが届くなら・・・。
この奈津実を大好きな息子の俺の気持ちが届いたなら、今日は雪を降らせてください。
今夜、奈津実がここで愛しい人と白がね色のロマンティックな聖夜を過ごせますよう・・・。
『夢見るはホワイトクリスマス
なつかし過ぎし日
雪に輝く
木々のこずえ そりの鈴の音
夢見るは ホワイトクリスマス
贈るクリスマスカードには
楽しき日こそ
幸あれ クリスマスの夜』
クリスマスは物悲しい日ではないんだよ、奈津実。
だって奈津実、言っていたじゃない。
「本当は家族の幸せを祈っておうちでお祝いするのがクリスマスだと思うの」ってさ。
奈津実には奈津実の幸せを願う俺という家族がいるんだ。
さっきの奈津実の「今年のクリスマスは物悲しくないかもしれないわ。だって・・・」のあとに続く言葉、俺わかっていたよ。
「カイくんって家族がいるからね」でしょ?
俺と奈津実の糸がぴんと張っていたの、俺わかったもん。
家族の愛は永遠にかわらないんだ。
君に幸あれ
ホワイトクリスマス
To be continued・・・ Written by 鈴乃@Akeming
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