(夫です。)
17時間の長い夜勤勤務が明け、
家路につく為に乗り込んだマイカーが
最初の交差点を左折し
大通りに合流すると、
「あっ〜、今日も無事終わったな、…。」
と、一息つく、…、。
次の瞬間、
「そうか、…、
もうポワロは居ないだったな、……、」
って、急に悲しくなる、…。
家に居ると、
ポワロのゲージに目をやる事が、
癖になっていたんですね…、
ふっとした瞬間、
無意識に目をやると、
「あ、。 居ないんだったな、…」と、
空っぽのゲージに切なくなる、…。
2020年1月21日
ポワロ♂(ドワーフホト) 享年13歳と4ヶ月
ペットは家族の一員だと言われますが、
反面、飼主が亡くなると、
残された家族が面倒をみられなくて
手放すことも珍しくないそうです。
しかし、私にとって、
妻の忘れ形見とも言えるポワロは、
それ以上の
特別な存在だったと思えます、…。
私達夫婦には、子どもは居ません。
だから、妻にとって、
ポワロはペットではなく、
子どもに近い存在でした。
闘病中、入院する度に、
「ポワちゃんの事、お願いね。」
「ポワちゃん、元気にしてる?」って、
いつも、気にかけ、
意識障害が出ていた時期には、
「ポワロは、ウチの大事な子だから…、」
と、うわごとの様に何度も喋っていました。
回復した後は、
在宅で寝たきり状態になり、
目も見えなくなってしまいましたが、
「ポワロのお世話は、私がずっと
してきた事だから、。」と、
訪問看護師さんに手伝って頂きながら、
ゲージを掃除したり、おやつをあげたり、
そうやって過ごす僅かな時間が、
妻の心の支えの一つになっていました。
妻が亡くなり、
ガランと静まりかえった家の中で、
「この家って、こんなに広かったかな、…」
と、悲しみにくれる私の横で、
何事も無かったように、
モグモグと餌を食べる小さな音に、
「俺には、まだ、コイツがいるんだ、…」
って、救われた気持ちに
なれました、…。
妻が亡くなった時、
ポワロは7歳…、
ウサギとしては壮年期に入っていましたし、
可愛がっていた飼主が亡くなったので、
ポワロも
1〜2年で亡くなってしまう様な、
そんな予感がしていましたが、
結局、あれから6年半、…。
平均寿命を遥かに越えた
大往生だった事を考えると
妻がポワロに、
「あの人は、節目とかにこだわる人だから、
私の七回忌までは一緒にいてあげてね!」
って、
頼んでいたのかな、…と、
思えてなりません。
ポワロが亡くなり、
私は、本当に、ほんとうに、
一人になったけど、
もう大丈夫だよ!
ありがとう! ポワロ。
本当に、ありがとね。