埋状智歯抜歯(4本)手術をしてきました。
全身麻酔で。
入院当日に息子が体調を崩し、かかりつけへ。
呼ばれる間にケータイでゲームやらせろとうるさい訳です。
凡人の私は
病院ではケータイいじらないんだよって言って
そんなんじゃ
えーなんでってなる訳で。
てめぇ具合悪いんだろ大人しくしてろよ
ってか私これから入院するんだよ入院の時間ずらしてもらってんだよ
ってかここで体調悪くなるとか私息子に無理させてたんだな
不安になってんのかなって色々考えてて。
でゲームやらせろってしつこくて。
ついに出てしまった
禁句のアノ言葉.....。
ママゲーム嫌いなの!!
お父さん(元旦那)がゲーム大好きだったから!!
ママお父さん大っ嫌いなの!!
なんてこった。
体調悪くしてるのに
そして私はこれから入院して3日不在なのに。
万全の体調で言われてもショッキングなことを私は。
これでもかってほどのメンタル潰しにかかった訳です。
通報されてもいいくらいのレベル。
もちろん泣く訳ですよ。息子は。
そして私とお父さんは離婚していることを伝える。
なんでかって言ったら
お父さんはゲーム大好きでパチンコ大好きでお金を返せなくなっちゃったから。
だからママはお父さんが嫌いだしゲームが嫌いなんだよと。
ゲームは魔物です。
大人が作り出した商売道具にしか過ぎない。
どんなに外国から評価支持されてても
私には良さが分からない。
息子が喜ぶかなってちょっとやらせちゃったのが最後。
毎日毎日やらせろって言う訳です。
うんでもこの世にゲームがある限り
ゲームをやる人がいる限り
ここだけでストップをかけてもダメな訳だ。
私が隠しても息子はきっとたどり着いてしまう。
なんか上手くゲームと付き合う方法を
探せば良いだけだったのに
凡人の私は
えーって言うだけだったのです。
ママはゲームやりたいって気持ちがわからない。
お金がなくなってでもやりたいって思うのが分からない。
でもそれでもゲームがやりたいんだったらお父さんのとこに行きな。
そう言って実家に預け、私は入院しました。
親知らずの抜歯を全身麻酔で行うことにしたのは、
ポンポンとした流れで決まったのです。
奥歯が虫歯になってしまい、治療をしていく内に根っこが隣の親知らずにぶつかっていてこれ以上治療が進められない
親知らずを抜くしかない
外来でやるのは怖い(嘔吐恐怖症があるので色々器具を入れられるのが怖い)
だったら一気に4本全身麻酔で抜いちゃおっか
ぜひお願いします!!
って感じで。
ずっと看てもらっている先生なので信頼できる。
なにより安心感がある。
バリバリしてるけど優しくて綺麗な女性の先生。
全身麻酔っていっても歯抜くだけだし。
病気じゃないし全然余裕って思ってたけど、
全身麻酔から醒める時私は泣いていました。
水から顔を出す時のような苦しさ
やっと息ができたと思ったら急に体が重くなって、
体温が上昇。暑くてたまらない。
めまいがする。
鼻血(酸素の管を鼻から入れてたから)が出るし痰が出る。
吐きたくないから一生懸命飲み込んでると
飲むと余計苦しくなるから飲まないで!って言われても飲み続ける。
苦しい、痛い、終わった、生きてる
そう思って泣いてました。
たかが親知らずの抜歯なのに。
泣いたらかっこ悪いし重篤の人に申し訳ない。
本当に弱い人間だよ。
全身麻酔甘く見てました。
本当に申し訳ないくらい。
健康って有難い。
朝9時に手術室に入って
出てきたのが13時半頃。
父母兄が居てくれました。
夜に食べたお粥がものすごく美味しかった。
仕事でミキサー食作って、寝たきりの方に食事介助してました。
こんなんうまいのかなって思ってました。
もんのすごく美味しかったです。
あつあつのお粥で、あと梅干しと、なんだろな切り干し大根かな。
朝から飲食できなかったから、喉もからから。
母がくれた水もすごく美味しくて、
500ペット半分くらい一気に飲んで、本当だったら飲み干してたけど、部屋に来てくれた看護師さんが
えっ!?って顔で振り向いたので半分で止めました。
横澤夏子さんにそっくりな看護師さん。
喋り方もそっくりで頭にガンガン響く高音の声だったなぁ。
次の日には退院となり
母と息子が迎えにきてくれました。
もじもじと部屋に入ってくる息子。
元旦那のとこに送り込む覚悟を私はしていた訳です。
それもアリかなって。
私がキレたせいで不安そうな顔してたけど、抱っこしていつも通りにお話して、お会計するのに一緒に付いてきて、
いつも通りだなって私は思いました。
帰りの車でママとお父さんとどっちと暮らすか決めた??
って聞くと
ママと暮らす。
ママと一緒がいいって言ってくれました。
そう言うしかできなかったのかもしれないけど、
辛い選択をさせてしまいました。
家に帰ってからじっくりと
お父さんの話とお金の話をして
ゲームもやっちゃいけない訳ではないんだけど、時間を決めてやろうねって約束をしました。
そんなこんなで
いつも通り
お尻を振ったり
踊ったり
うんこうんこ言ったりして
むせるほど笑い転げて楽しい生活を送っています。
ぼんやり誤魔化していたものが無くなって、
より誠実に息子と話が出来るようになった。
荒すぎるカミングアウトだったけど
得るものは多かったかな。
自信を持ってシングルマザーだと言えるよ。
周りに気を遣わせていたのもなくなるし。
思い出すとごめんって思うけど
これでよかったんだって自分勝手な私は思っています。
そしてそして
入院当日に
チケットぴあからのメール。
スピッツ3050のチケット当選しましたー。
最終日やで。
その日私は息子と別れる覚悟を決めていたので
あぁ
捨てる神あれば拾う神あり(?)だなって思ったのでした。
