Akemi Diary -256ページ目

悪人

吉田 修一
朝日新聞出版
発売日:2009-11-06

本ではなく、映画館で見ました。

妻夫木くんは金髪で、ちょっとだるそうな若者の役がハマり役。
完成披露試写会の時に感極まって泣いたって聞いたけど、
それだけ演技に対する熱い思い入れがあったのがよくわかった。


深津絵里が賞をとったって聞いたけど、個人的には樹木希林にあげたい。
演じるっていうより、すごく自然に味のある雰囲気を出せる女優さんって他にいるのかな。


人は必ず光と影を抱えて生きているんだなと思う。
だからこそ表面的な部分ばかり見て人を判断してはいけない。


「誰かに出会いたかった」って言った2人の気持ちって、愛っていうよりは
孤独感の埋め合わせなのかもと思った。そして、そこからの愛の逃避行。
でも出会って2回目とかであんなに愛せるかっていうと私にはちょっと不明。



恋愛感情っていうより、家族愛にもぜひ注目して欲しい映画。
地味で輝きなんかなくて普段は気づかないんだけど、
家族はどんな時も自分の味方でいてくれる。
遠くにいても常に心配してくれて
どんなに裏切っても見捨てないでいてくれる。
恋愛でもそうだけど、無償の愛って こういうことだと思う。


「大切な人はいるかね?」という問いかけは心にずしんと来る。
その人が笑顔でいてくれるだけで、こちらまで幸せな気分になれるようなそんな人。
家族以外にもたった1人でもそんな大切な人がいるだけで幸せなことだと思う。