
彼はマルチーズのぺぺくん。
16歳。
3日前、私が夕食を食べ終わり、片付けようと席をたった時
ペペが驚いたように目を丸くして後ろを振り返った
私はどうしたんだろうと思って近づこうとしたら
頭をコテンっと床に打ちつけてそのまま体をひっくり返した
はっとして私は駆けつけた
ゆっくり起こして戻ったと思ったのは一瞬だけだった
彼は何度も体を回転させ足をバタバタさせ何度も頭を床に叩きつけていた
苦しそうに何度も何度も
目は左右に震えてギラギラに大きく見開いていた
私は彼が頭を打たないように彼の首をぐっと床に押さえつけた
狂ったように暴れる彼を必死に抑えていた
気が付くと
私は
泣いていた
そばにいた認知症の祖母にはよく分からず風呂に入っていった
ひとりでどうしていいか分からずパニックになった
母に電話しても出ない
足をバタバタさせる彼
こぼれ落ちる私の涙
どうにかこうにか
近くの叔母に電話して来てもらえた
時間外の動物病院へ連れて行った
原因は分からないが、何かしら脳に影響があるということだった
たぶん、喉にあるがん細胞が脳に飛んだのだ
私は思い知らされた
命の宣告を受けて、覚悟はしていたけれどいざ、こんなことがあって
ああ
私はダメだなって
全然平気じゃないじゃないか
めちゃくちゃ怖かった
って。
だってあのまま死んでしまうんじゃないかって思ったら、
ぐちゃぐちゃに泣いちゃった
はい・・
白状します・・
私はペペがいなくなったら、
どうしようもなく淋しいです。
神様お願いです。
あとわずかな時間だけ、ペペがどうか苦しまないで行けますように。
どうか。





















