日本共産党(共産党)から党規約に反するとして除名処分を受けた松竹伸幸氏について一言述べたいと思います。事の発端は松竹氏が党外から「党首公選制」を実施すべきであると主張する出版本を共産党が民主集中制の組織原則に相いれないとして最も重い除名処分としました。共産党は旧ソ連や中国の干渉によって党が分裂した「50年問題」という痛苦の体験を踏まえ「党内に派閥・分派はつくらない」という民主集中制を組織原則(第3条4項)としており松竹氏が自分の意見を党内で主張せず党外から党規約に反するとして一刀両断に除名処分するのはいかがなものでしょうか。共産党の民主集中制そのものを庶民目線で見た時実態と乖離しているのではないかと思うのです。例えば2000年に開催された第22回党大会で当時幹部会委員長の不破哲三委員長から委員長に全会一致で選任された志位和夫書記局長が24年間にわたって委員長職を離れずに党運営を遂行したことはこの間の党勢後退を見た時本来なら委員長の座を交代するのが健全な組織のあり方だと思います。松竹氏が提起した「党首公選制」は旧態依然の党組織のあり方に疑問を持つのと併せて国民感情の共産党に対する不信感を代弁したに過ぎないのではないでしょうか。
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