最初の子が双子で一卵性。
女の子二人でしたが、物心ついた時から
欲しい物のカラーとか
欲しい物のキャラクターとか
その辺りの選択の自由は完全に本人達に任せていました。
不思議なことに一人はいつも色で言えばピンク
キャラクターで言えばセーラームーンだったのに
一人はかなり小さいうちからブルーやなんとかレンジャーを選びがちでした。
面白いな〜と思いながら、まぁ双子で色々ごっちゃになっちゃうので
区別がついてやりやすいくらいに思っていました。
特に変なことだとは思いませんでした。
ただ、同じような体型で顔はほとんど同じなのに
何故か一人はスカートが似合わない
これは本当に不思議でした。
三歳の七五三では、私が持っていた古い着物をそれぞれに着せましたが
一人がまるで「浮浪雲」
髪だってちゃんと結んでみても、違和感が半端ない。
それでもこの時はまさかこの子が男の子になっちゃうとは
思いませんでした。
後から本人に聞くと幼稚園の頃にはすでに女の先生のことが好きだったと。
とすると彼が性同一性障害になったのは
その後、双子の前で私が見せてしまった元ダンナとのアレコレの争いや暴力などのせいではなく
生まれ持った何かだったのかなぁとも思いますが原因などは
今更どうやってもわかる事ではありません。
中学生の時にはすでに女の子と付き合っていたし
女の子にモテモテでした。
制服はもちろんスカートだったけれど
コスプレイヤーか仮装大賞みたいだった・・・
今でこそ制服なんかも自由化が進み、パンツを選択する事もできるようですね。
あの頃はそんな余裕はなかったので本人は辛かったと思います。
この頃だったか、一度大泣き大暴れして私に食ってかかった事がありました。
「なんで男に産んでくれなかったの!!??」と。
これにはカチーンと来ました。
どんだけ大変な思いして産んだと思ってんだ!
性別なんてどっちでも何でもいいんだ!
怒られる筋合いなんてない!と。
さめざめ泣いて
「ごめんね」とか言ってくれると思ってたらしいですが
ここで謝ったらその子の人生受け入れてないことになりますからね。
トランスジェンダーが悪いものになっちゃいますから。
大変だろうなとは思うけど謝るなんてあり得ません。
高校に入ると先生にお願いしてパンツの制服を着ることができました。
この時点で「性同一性障害」の診断がおりていたから許可されたのか
ちょっと思い出せなくてすみません
まだ男性ホルモン投与などはしておらず、
いわゆる虎シャツを着て胸の膨らみはごまかしていました。
暑そうでキツそうでかわいそうだった。
そんな感じの流れだったので、「私は男になります!」とか
「私は実は女の子が好き!」とか
そういうカミングアウトなんか全然なくて
まわりみんなが「まぁそうでしょうね。」という感じで
おっぱいも取ったしホルモン注射も始めました。
おっぱいの手術の時はさすがにちょっと寂しかったのと
大きな手術だったので心配でした。
ホルモン注射については今も続けているし
寿命などの心配はつきまといますが仕方ないですね。
現在の姿は誰がどこから見ても男子。
元女子だよと言っても信じてもらえないくらいのレベルだと思います。
元気でいてくれれば性別なんて何でも良いです。