#007
ひらかれてねむりやさしくなんどでも、きみにひらかれ睡蓮のごと
#008
寄り添ひし銀杏の木と木 幾千歳(いくちとせ)
わたしはあなたあなたはわたしに
(奈良天川村:大いちょう前で)
♯009
京の君 倫敦よりも五山にて燃える炎を見たいよわれは
(京都の方への返歌)
♯010
透きとおる雨傘立てて缶詰と真白い仔猫やさしきゆうげ
(うたつかい歌稿:題詠「雨」)
#011
とむらひし猫(きみ)が遺した喉仏どんないのちも神は宿りて
♯012
明け方に何度も何度も愛しあう 君との朝はグレープフルーツ