うちのお父さんは、
昔は「無口な人」だと思ってたけど
今は「怒りんぼうな人」だと思ってる。



基本的に、
会話が怒り口調でね、
意味不明でしょ笑い泣き



そんなお父さんが、
大嫌いだった時もあるし、
人にバレてはいけない、
恥ずかしい存在だと思ってた時もあった。



小さい時は
珍しく口を開いたかと思えば
怒られてばかりいたから、
怒られる事に異常に敏感になったし、



いつもお父さんの顔色を伺っていた
お母さんを見て育ったからか、
私はお父さんとお母さんの顔色を
伺って行動をしていたし、



仲良しの友達や尊敬する人や
好きな男性の顔色も伺って
言いたい事を言わない人になった不安










お父さんは、
命式に正官を2つも持っているからか、
とにかくルールやジャッジが激しくて
すごく自分を縛っているんだと
最近になってよくやくわかった。



外ヅラがいいのも
父親という肩書きから
責任を全うする為に
自分を欲求をない事にしていたのも
全部、正官ぽい。



私にも正官があるから、
ものすごくよくわかる笑い泣き



文句ばかり言うのも
常にルールを守ろうとしているからで
でも、お父さんはそんなのは当たり前すぎて
全く気づいていないんだろうなって思う。



そんな怒りんぼうなお父さんを見て
今、すごく感じるのは、



どれだけ、
自分を犠牲にしたんだろう?



と、いうこと。



こんなにも
ジャッジしまくって
ルールで生きてるお父さんは、



そうなるまでに、
どれだけ肩書きや立場や
他人の目や常識で
自分を犠牲にしてきたんだろう。
と、思う。



うちのお父さんは、
今年で80歳になった
生粋の昭和の人。



みんなと同じが正解。
我慢する事は素晴らしい。
ルールを守って生きてこそ
褒められると思っている世代。



4人兄弟の長男だったお父さんは、
きっと小さな時から、
長男としての役割を頑張ったんだと思う。



おじいちゃんとおばあちゃんは
もうとっくに亡くなっているから、
話を聞く事は出来ないけど、



お父さんを見ていれば
容易に想像がつく。









認知症のお母さんに向かって
感情のままに価値観を押し付けている
お父さんを見ていると、



お父さんには、
余裕がないんだなって思う。



それは、
夫としての責任を全うしようと
何とか今まで通りの社会生活を全うしようと
必死なんだと思う。



あと、
どんどん変わっていく
お母さんの変化を
受け入れがたいのかもしれないな。



頭では理解していても
気持ちが追いついていないと言うか。



本当は、
すごく悲しくて
認めたくなくて
それが怒りとなって
いつも怒っている気がする。



そんなお父さんを見ていると、
男性はとても弱い生き物だと思う。



褒められたくて
認められたくて
必死に頑張ってしまう。



きっと、
お父さんは、
お母さんから、
たった一言「ありがとう」
と言われたいんだと思う。



お母さんは、
私にはたくさん「ありがとう」と
言ってくれるけど、
お父さんには言わないからネガティブ



お母さんの為に
子供たちの為に
今まで自分を犠牲にしてまで
必死に頑張ってきたし、
今も頑張ってるお父さんは、



1番「ありがとう」と
言って欲しい人から、
その言葉をもらえなくて、
とても傷ついていて
悲しいんだと思う。



悲しすぎて、
拗ねて意地をはる事でしか
自分を保てないから
怒りんぼうなんだと思う。



この話をしたところで、
絶対に認めないくらいに
本当のお父さんは、
ずーっと震えてる気がする。



何にそんなに怯えているの?
何がそんなに怖いの??



それは、
認められないと
自分の存在価値はないと
思う「自分」なんじゃないだろうか。



昔の私も
まさにそうだったように。







じゃあ、

これからは、



どんなに

お父さんが怒っていても

そのまま怒らせておこうと思う。




そして、

買い物に行ってくれること、

家事を手伝ってくれることに

たくさん「ありがとう」を言おうと思う。




これは、

決していい子ぶってるとか

優等生になろうとしてるんじゃない。




たくさん自分を犠牲にして

私たち家族の為に

生きてくれたお父さんに対する

敬意と感謝だ真顔





欲しい物は全部買ってくれた。

行きたい所も全部連れて行ってくれた。

やりたい習い事も全てやらしてくれた。




当たり前だと思ってたけど

それは当たり前じゃなかったんだ。




お金の為に

子供の為に。



お父さんの

たくさんの犠牲があったんだ。



そして、

それは今も続いている。




貧乏育ちのお父さんは、

本当は大学に行きたかったけど

我慢をして家族の為に就職をした。




だからきっと、

私と弟には、

そんな思いをさせたくなくて

必死に頑張ったんだと思う。




怒りんぼうのお父さんは、

本当はとても優しい人な事も知ってる。




犬や猫や子供が大好きで、

くるみ(猫)が死んだあと、

1番変わったのはお父さんだった。










「二度とペットは飼わない」と

宣言されたのも、

あんなに悲しい想いは

二度としたくないからなんだと思う。




くるみを飼う事になった時も

「ペットは居なくなった時が悲しいから

本当は飼いたくなかった」と

ポツリと言っていたから悲しい




そんな優しいお父さんだからこそ、

自分を犠牲にしてまで

家族の為に生きられたんだと思う。




そう思うと、

優しい人ほど怒りんぼう

なのかもしれないね。




我慢をしている事や
傷ついている事が
たくさんあるから。



その悲しみが
癒されていないから
攻撃的になる事でしか
自分を守る事が出来ないんだと思う。



もう、
自分の本音が何かも
きっとわからないんだと思う悲しい



怒りが本音だと思ってるけど
それは本音じゃない。



好き。
嫌い。
悲しい。
嬉しい。


本音は
その理由だ。



それを
丁寧に伝わるように
話す事でやっと、
お互いを理解出来る。



私は、
その重大さを
大人になるまで
知らなかったけど滝汗



怒っている理由は、
「最もらしい理由」じゃないほど
それが本音だと思う。



怒りんぼうのお父さんを見て、
そうなっている事は理解出来たけど、
私はやっぱり怒りんぼうな人は苦手笑い泣き



だから、
私はいつも本音を言う人であろうと
改めて思いました。



例え、
お父さんに怒られても。
だって、もう怖くない口笛



そして、
やっぱり、


理由もなく「好き」が最強


だと思うラブ




特に、
恋はねピンクハートふふふピンクハート








三浦明美