“待望の上映会”
劇団6番シード×PROJECT YAMAKENの手掛ける映画“D・PROJECT”は
劇団メンバー7人をフィーチャーした7本の短編で構成され、ひとつの長編物語となっている。
各短編とメインの劇団員は下記の通り。
・トウドウ編(今春撮影済) 藤堂瞬さん
・ツチヤ警部編(今春撮影済) 土屋兼久さん
・UDA編(今秋撮影) 宇田川美樹さん
・ヒグチ君編(今秋撮影) 樋口靖洋さん
・シーナ編 椎名亜音さん
・クリュウ編 栗生みなさん
・オザワ総理編 小沢和之さん
このうち、撮影・編集の終わったトウドウ編・ツチヤ警部編の上映会が先日行われた。
場所は王子の“北とぴあ”という大きなホールと
下北沢の“下北沢亭”という小さなステージカフェ。
上映会には6番シードメンバーや山岸監督を始め様々なゲストが登場。
本編上映の後はメイキング映像(2つの会場で異なる内容)の上映と、トークイベントという
盛りだくさんな内容となっている。
“北とぴあ”はプラネタリウム上映にも使う大スクリーンでの上映
“下北沢亭”はこじんまりとしたスクリーンで上映とのことだが
自分は8月14日の下北沢亭での上映イベントに参加した。
上映会は毎回山岸監督や出演されてる役者さんが日替わりゲストとして登場。
この回は山岸監督・図師光博さん・蜂巣和紀さんがゲスト。
さらにはこの御方が準レギュラー(?)として毎日出演。
エリザベス・マリーさん(写真右)!!
リズさんはなんと毎回違う浴衣で登場というサービスっぷり。
それに釣られてか(笑)、6番シードの椎名亜音さん(写真左)も
この日は浴衣姿で登場という、めっちゃレアな日。
あ、ちなみにこんなに可愛らしいリズさんですが・・・
D・PROJECT本編では国際的犯罪組織“アタッカーズ”の一員として、派手なアクション決めてます。
今回のイベントの収益が次回撮影の資金になるということで、グッズも豊富。
そもそもお客へのサービス精神がハンパない6晩シードなんだけど
ブロマイドが84種類とか、もう普通じゃない(笑)。
中には本編と全く関係なく、主宰の松本さんが小道具のアコースティックギターを弾いてる
そんな写真もあったっけなぁ・・・。
そうそう、ブロマイドの売り子さんだった前述のリズさん&亜音さんは
終始“ブロマイド~、全84種類っ!!”と商魂たくましく声を上げてました(笑)。
他にも、今回上映されたトウドウ編・ツチヤ警部編のDVDが早くもリリース。
これがまたサービス精神旺盛の作りで
本編が36分に対し、特典のメイキング映像が2種類で計100分っていう・・・。
このメイキング映像、なかなか面白いんだよね。
そして豪華なパンフレット。普段の舞台のパンフレットとは趣が異なる、映画チックな作り。
特に6ページにわたる山岸監督・松本さん・藤堂さん・土屋さんの対談が興味深い。
まだまだあるよ。ということで、今回の台本。さらには山岸監督直筆の絵コンテ(!!)。
絵コンテは、いわゆる映像作品の設計図。一般人はなかなか見る機会なんて無いよね。
そして、DVD・パンフレット・台本・絵コンテの4点セットを購入すると
もれなくおまけメイキングDVD(これまた本編よりも長い42分)が付いてくるという(笑)。
ツイッターのTLでもこの絵コンテの好評ぶりがたくさん流れてきてたので
絵コンテも含めた4点セットを自分も購入。
台本や絵コンテを片手に出来上がった本編映像を観ると
数行の台本が役者やスタッフの手によってどう膨らんだのか、とか
山岸監督の絵コンテがどのように実際の映像になるのか、その辺がわかって面白い。
台本はこんな感じ。
そして、絵コンテ。
ちなみに赤い矢印は、カメラを動かす方向。よく見ると、レンズについても細かく指示が。
さて、本編であるトウドウ編・ツチヤ警部編についての感想でも少し。
書き出したらめっちゃ長くなるので、また日を改めてちゃんと書きたいと思う。
全ての物語の始まり。
うだつの上がらない青年・トウドウが、街頭で弾き語りをしている女性・クリュウと出会う。
トウドウ “こんな所で歌っても・・・誰も来ないよ”
クリュウ “・・・あなたが来た”
この出会いのシーンは劇団PVの時から存在するのだが
今回の映画化でも本筋は変わらないものの、奥行きがグッと増した感じがして
冒頭のこのシーンだけでちょっと感動してしまった。
そして、タイトル。
・・・あっ、やっぱり長くなりそうなので画像だけ貼ってきます(笑)。
クリュウがギターに描いたマーク。これは何を意味する?
時を同じくして、オザワ総理も・・・
クリュウと思われる女性を探している。
トウドウとクリュウがレストランでランチを取ろうとしてると
そこに国際テロリスト“アタッカーズ”がやってきて皆殺しの銃撃戦、いや、殺戮が始まる。
この写真の真中が6Cの宇田川美樹さんなんだけど・・・怖ぇ(笑)。
アタッカーズの面々も、小劇場界では割と名の知れた女優さん達だったりする。
ちなみにこの“アタッカーズ”という名称は
宇田川さんのプロデュース公演“UDA☆MAP”で過去に上演した
“新宿☆アタッカーズ”という作品から来てると思われる。
逃げるトウドウ&クリュウ。しかし、スナイパーに狙われ絶体絶命。
そこに車に乗って駆け付けたのは、ツチヤ警部。これがめちゃくちゃカッコいい!!
上映会のあとで土屋さん本人に伝えたくらい、ホントにカッコいいのよ(笑)。
ツチヤ警部はもぬけの殻となったアタッカーズのアジトで、これを見付ける。
このメッセージが意味するものは?
はい、来ました(笑)。個人的に大好きな役者さん・夢麻呂さん。
彼は6Cの椎名亜音さん演じるカメラマン・シーナの務める雑誌社の編集長。
アドリブ効かした熱い芝居は、さすが夢麻呂さん。
上映会で初めて観たときは完全にスルーしちゃってたんだけど
この編集長がめちゃくちゃ大事なことを言ってたり。
“おいおカメレオン(シーナのあだ名)、新総理の隠し子スキャンダル、どうなったんだよぉっ!!”
ええっ!総理の隠し子?じゃあ、オザワ総理が探してる人物って・・・?
シーナも・・・
ツチヤ警部も、そしてアタッカーズやオザワ総理までもが探すクリュウって、いったい何者なんだ。
トウドウとクリュウを車に乗せて逃げるも、アタッカーズの襲撃に遭うツチヤ警部。
なんとかアタッカーズを巻いて逃走に成功。
トウドウに車を隠してくるよう命じ、クリュウを連れたツチヤ警部はビルの屋上へ。
そこでアタッカーズとの関係について問い詰める。
怯えるクリュウ。
そして、車を隠し終えて屋上に合流したトウドウが目にしたのは・・・倒れたツチヤ警部だった。
次の瞬間、後頭部に強い衝撃を受けて崩れ落ちるトウドウ。
そこには、鉄パイプを引きずって虚ろな表情を見せるクリュウの姿が・・・。
続く。
ここで終わりかよぉ~っ( ノД`)!!!
上映会に参加してこの映画を観た人すべて、いや、出演してる役者陣もすべて
きっとこう思ったに違いない(断言)。
こんないいところで終わりだなんて。何者なんだよ~、クリュウ・・・。
山岸監督や松本さん曰く、物語はこれから重厚さを増していくらしい。どうなるんだろうね。
いや~、それにしても想像を超えるクォリティの映画だった。
まだまだ続くんだけど、トウドウ&ツチヤ警部編だけでもかなり凄い。
こんなに凄い映画だと知っていたなら
無理してでも北とぴあの大スクリーン上映に行くべきだったと、少し後悔。
下北沢亭でのイベントもアットホームで楽しかった。
上映後の6晩シードメンバーやゲストさん達の興奮した表情が印象的だったなぁ。
少し前の番外公演だったり、この映画の前身でもある劇団PVだったり
サービス精神旺盛な今回の上映会だったり。
大の大人が本気で楽しんで作ってる。
それが劇団6番シードの良さのひとつだと思うんだよね。
割と普通の社会で仕事してると、なかなかそういう機会なんて無いから
そんな彼らがちょっと羨ましかったりもする(笑)。
さてさて、D・PROJECT、次のスケジュールは9月のUDA編&ヒグチ君編のクランクイン。
ただいま PROJECT YAMAKEN のホームページでは、エキストラ&スタッフを募集中。
映画製作の現場に興味がある方はぜひ応募してみてはいかがだろう?
作り手と役者とファンが一緒になって楽しみながら作っていく、“D・PROJECT”。
これからの展開も楽しみだ。
最後にこの映画の前身でもある、“日本一かっこいい劇団PV”でお別れとしますかね。


































