残り2時間・・・
その声はあの声だ。
クライド。
「あいつっ!就職先がアクセルオックスだったのか!」
「く・・くくははは・・・この町がおれの最初の侵略地か・・・。」
ジェミニは重い体を引きずりながら町に向かう。
クライド・・・。
なにか聞いたことがあると思ったら、あの時の!・・・
「ぐっ・・・!!!」
頭痛。激しい記憶の中の思い。
「兄さん・・・・!」
腕輪は黒光りし、何かを求めているかのように、暗く暗くやみに包まれる。
「やはり、ジェミニおまえだったか。」
クライドはその光景を鼻で笑うと、手元のコンピュータを起動する。
「ジェミニ、おまえがこの世界には必要だ、兄貴のためにも。」
ジェミニの手に一筋の光・・・・?いや、剣だ。
なんて鋭利な、剣なんだ。
ジェミニは走る。剣の残像が砂漠を照らす。
「来たか、ジェミニ・・いや、テュズ・ネオヴァロ。」
!!
「真の名・・・か。思い出した。」
ジェミニはクライドから2歩下がる。
「剣を構えろ!」
クライドは動かない。
「くそっ!!!!」
ジェミニは剣を向け、そのまま・・・・
「!?」
クライドの後ろに、なんて大きいんだ。
「こんなものを・・・、町に!」
いや、もう町とは呼べないかも知れない・・・・。
だけど!
「俺はこの町を救いたい。」
救う気はなかった。だが、
久しぶりの笑顔。
久しぶりの人間の温もり。
そして、
久しぶりの涙。
「泣いてんのか?人ってのは、分からん。だからおれは、この科学の世をつくるのさ。」
その半端なくデカイロボットは動きだす。
「・・・・・・。」
無言。 無言の真空覇。
ロボットは内部から壊され、停止する。
「このロボットの構造を読み当て、急所を突いた。だから欲しい、おまえが。」
クライドは剣を引き抜く。
ジェミニはシェミルを離れさせる。
「おれが絶対救うからな。」
その顔は、もう一人のジェミニの姿。頼もしい。あの顔。
「似てるな。あいつに。」
ジェミニ~クライド~につずく・・・・・。
いよいよ、序盤クライマックス!!
