何も語らない
ゆきりんの瞳に愛を探しても
言葉が足りない…
そうぼやいてたのをふっと思い出す
今となれば
胸のわりに細いお腹や
少し鼻にかかるその声も
数え上げたら きりがないんだよ
愛してたのに
心変わりをせめても
むなしくなるだけで…
“風邪がうつるといけないから
キスはしないでおこう"って言ってた
考えてみると
あの頃から君の態度は違ってた
アイドルのオーディションに
受かったこと
僕にくらい話してくれても
よかったのに…
いざとなれば
毎晩ゆきりんが眠りにつくころ
あいも変わらず電話かけてやる
なんて まるでその気はないけど
わからなくなるよ
男らしさって一体 どんなことだろう?
夕焼けに舞う雲
あんな風になれたならいいな
いつも考え過ぎて失敗してきたから
思いつめたって
君はもう、別の世界にいるんだから
今となれば
嘘のつけない優しい性格や
家事に向かない荒れた手のひらも
ゆきりんをつくる全ての要素を
愛してたのに
心変わりを責めても君は戻らない
いつか街で偶然出会っても
今以上に綺麗になってないで
たぶん僕は忘れているだろう
あの温もりを…
ゆきりん、 さようなら
何も語らないゆきりんの瞳だって
いつか思い出となる
言葉にならない悲しみのトンネルを
さぁくぐり抜けよう…
iPhoneからの投稿