AKB48 妄想小説

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横山由依ちゃんの小説を書いています!
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ある日のゆいぱる。

横山由依サイド。



最近は、SSAコンサートに向けてレッスンをしている。
今は、休憩中でメンバーは携帯をいじったり寝ていたり自由に休憩している。

あたしはというと、小さなレッスン場に足を運んだ。
ここなら、誰もこないやろ。
次期総監督に任命されて半年が経った。たかみなさんの隣にいたから忙しいのは知っていたがこんなに忙しいとは思ってもいなかった。
さっきのレッスンに参加できなかったから今の休憩中に踊ろうとここにきたのだ。

なんやろ、体が熱いしだるいわ。
まさかと思い、かばんから体温計を出して測ってみた。
ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピ。

体温計の画面を見て唖然としてしまった。
39.6度。
あかん、完全に熱やわ。

しかし、横になっている暇もない。
しゃーないやるか。
今日のレッスン項目はー、僕たちは戦わない。
よりによって、ダンスナンバーやん。
重い体を起こして曲をかける。

ぼーくーたーちーはー、たたかわない
あすーをしんーじてる♫

熱のことなんて忘れようと必死に踊る。
でも、足はいうことをきいてくれやしない。

意識がもうろうとして、気を抜いた時だった。
両足が絡み合い、バタンと音ともにあたしは倒れた。

ガチャ。
誰かが勢いよくレッスン場に入ってきた。

『由依、大丈夫?』

天井を見上げるとそこには、ぱるるの姿があった。
なんや、見とったんか。

「大丈夫や、ちょっと足が絡んだだけやから」

起き上がるのを手伝ってもらいなんとか起き上がれた。

『ね?由依、熱が‥‥』

「ぱるる、ありがとうな」

あたしはぱるるの言葉を遮って
タオルで汗を拭きまた、踊り出した。

だが、足はさっきよりもふらふらだった。

その時、背中になにかぬくもりを感じた。

「ぱるる、どうしたん?
そんなんしたら、汗がくっつくで」


『自分の体を大切にしてよ』

あかん、気づかれたらだめなんや。

「あはは、ぱるるなに言ってるん?」
あたしは、苦笑いで必死に誤魔化した。

『お願い、休憩しよ?』

「あたしはだいじょ‥‥‥」
あたしは、大丈夫やと言おうとした時だった。
腕になにか落ちた。
冷たい水?
その正体はすぐに分かった。

「ごめんな?
泣かすつもりはなかったんや」

振り返り、ぱるるの涙を手で拭った。
『私こそ、ごめん!』

「ぱるるには嘘つかへんなー、ちょっと休憩室行ってくるわ」

これ以上、泣かしたくなかったから今日は休憩することにした。


次の日には、体もいつも通りになり休憩することの大切を知った。
今度、ぱるるにお礼にチーズつけ麺奢ってやろ。
そう誓う、横山だった。