〜あらすじ〜
奏リーグセミファイナルを4位通過した
チーム、北の五暗刻
そして迎えたファイナルの日
優勝してノーレート雀荘の全国予選出場権を手にすることができるのか⁉️
ファイナル開催日
その当日
いつものようにホームで調整を行っていたのだが…
大事な局面で大事な手があがれず決めきれない。
予定していた10回を終えて
着順は3223222232
トップが無い…
さらに…
まさかの調整で腰を痛めてしまったようだ。
まさに本末転倒である。
開幕した1回戦
オーラス、3着目
0本場、1本場と、
立て続けにあがればトップのリーチをかける。
普段のざわさんなら、無駄に一発でツモって裏を乗せるところだろう。
しかし…やはりツモれない。
0本場親「2900」(…ハイ)
1本場ラス目「3900は4200」(…ハイィ…)
立て続けに振り込みに回り、
ラス落ちしてしまった。
【1回戦結果】
ざわ ラス
ナベ トップ
ダーク 2着
ぽんこ 2着
→かろうじてプラス
「声が出てないよ」
1回戦終了時、ぽんこがそう言った。
ダークソウルの発声が小さかったことに対するものだが、ハッと気付かされた。
声が出てなかったのは、私も同じだ。
2回戦開始
「ポン!!」
リーチ、鳴ける牌、なんでもいいから
まずは声を出していこう。
ぽんこの一言からそう思いたった私は、
親の第一打、オタ風の北に声を発した。
役牌の白も対子だし、
あとはツモ次第でうまくまとめていこう。
うまくまとまった。
役牌ホンイツのテンパネ5200単騎待ち。
やんさんのリーチが入るも、
この手はしっかりゼンツ。
123三色の高め1pをつかみ、5200放銃となったが、悪くない。
東3局、親番、ドラ
ロン
親の「サンキュー!!」
東4局、北家、ドラ
ロン
子の「ハッセン!!」
しっかり声を出せるようになった。
そのままうまく局は流れ、トップで終了。
【2回戦終了時】
ざわ ラス、トップ
ナベ トップ、ラス
ダーク 2着、2着
ぽんこ 2着、ラス
→ちょっとマイナス
3回戦
この調子で連続トップを取りに行こう。
「リーチ!」
そんな気持ちで声を出していくが…
正道プロの4面待ちホンイツ満貫に放銃。
2回戦の断固たる決意で燃え尽きたか…
その後ざわはもう声を出すことができなかった。
〜ノー和了ラス〜
そのままチームメイトの観戦へ。
『北の五暗刻のエース』ナベ
予選・セミファイナル、ともに安定したスコアを叩いており、名実ともにチームのエースである。
そんなナベの親番
両面テンパイだが、ドラ無しののみ手。
まずは上がってリズムを作る感じかな…
ツモ
パン!
ツモォ!!
4000オール!!
観客
「うおおお!?
なんだ今のは!?」
ツモ
發のアタマを崩しただけでなく
ピンズは伸ばし、ソーズは牌姿が変わっている。
たった数順で
気づけばタンピン三色へと変化していた。
さすがエース、たった1つのプレイで観客を魅了してしまう華がある。
ナベはもう安泰だろう。
私はダークソウルの観戦に移った。
『帰ってきた長距離砲』ダークソウル
その爆発力が売りの、ダークソウル。
トップを取れば大量スコアの3pシューターだ。
奏リーグに参加するまでは、どうやらしばらく麻雀からは遠ざかっていたようだ。
ブランクを克服すべく、最近は麻雀を打っているようで、予選、セミファイナルでは振るわなかったが、その爆発を今か今かと期待されている。
ブランクに関するエピソードとして
時は2回戦に遡る。
2回戦オーラス、ドラ
ダークソウルが
トップまで満貫条件の2着目で、
すごい手を入れている。
ドラがアンコで条件はクリア、形も最高級だ。
タンヤオ牌が多く、仕掛けを駆使してスピードを上げたいところ。
やの急所はもちろん鉄鳴き。
ソーズも鳴く人は鳴くか??
中盤に、上家から垂涎のが出た。
最高のところだ、もちろん…
シーン
ス、スルー??
ギャラリーの私とナベは顔を見合わせた。
この牌に反応できない…
やはりこの辺でブランクの影響が出てしまったか。
その後、なんとか面前でテンパイするも…
ゴゴゴゴゴ…ゴメンマチィィィ…!!
時すでに遅し。
親の先行リーチにアガリをかっさらわれてしまった。
そんなことがあったが…
時は3回戦に戻る。
なんとか3着目で食い下がっている、
ダークソウルの南3局親番。
早くも2着目からリーチが入り、万事休すかと思われたが…
ダークソウル
(おっかけ)「リーチ!!」
パツン
一発ツモで、さらに裏裏も乗った。
6000オールの長距離砲が炸裂、
なんとトップ目に立ったのだ。
ついにブランク克服したか
3pシューター、ダークソウルよ
誰もがそう思った
のだったが…
南3局、連荘1本場、ドラ
1枚切り番
中々ごつい手だ。
一応シャンテンだが、マンズの形が窮屈すぎる。
ここはソーズを伸ばしたいか。
456三色への変化もある。
壁で比較的安全な3sもあるし、ここは發を切…
なんとカンしてしまった。
こうしてしまうと、マンズ2メンツ必要な苦しい形に。
この苦しい形でドラを増やすのは非常に危険だ。
新ドラは
私は南家の手も見れる位置にいるが…
なんとダブ南対子にモロに乗ってしまった。
南家「ツモ、4000、8000」
悪い予感が的中してしまった。
倍満親かぶりにより、トップ目ではあるが
わずか100点差の超接戦へ。
2着目は予選首位チームのやんさん。
そんな実力者がその機を見逃すはずもなく…
3フーロでしっかりまくってきたのだった。
惜しくもトップを目前で逃したダークソウル。
全盛期ならばあるいは…
やはりブランクは克服できていなかったか…
【3回戦終了時】
ざわ ラス、トップ、ラス
ナベ トップ、ラス、トップ
ダーク 2着、2着、2着
ぽんこ 2着、ラス、2着
→ちょっとプラス
そしてついに最終4回戦
現在北の五暗刻は3位
1位とポイントは200pほど離れているものの
まだ諦めるようなポイント差ではないが…
ざわ(だめだ、全くあがれない)
オーラス、箱を割る寸前、ドラ
ツモ
先行リーチに、ドラを勝負。
ラス抜けをかけた3面待ちリーチをかけるも…
これが…ツモ…れない………
選手生命 終わりだ
箱ラス
最後はぽんこの話で〆るとしよう。
『アミちゃん好き好き』ぽんこ
ぽんこといえば、
五暗刻の監督兼マネージャーこと
「あみーご」にゾッコンだ。
隙あらば「アミちゃん💞アミちゃん💞」
とラブアピールしている。
そんなぽんこにこの度、
衝撃的な事実が突き付けられた。
あみーご
「私来年は別チーム作って出ようかなーってw」
どこまで本気かはわからないが…
ぽんこは目の前が真っ暗になった!
〜計2ラスで終了〜
【4回戦終了時】
ざわ ラス、トップ、ラス、ラス
ナベ トップ、ラス、トップ、トップ
ダーク 2着、2着、2着、2着
ぽんこ 2着、ラス、2着、ラス
奏リーグ、ファイナルがついに終わった。
チームのエース、ナベが
ファイナルシーズン個人優勝と大奮闘するも
調整で選手生命終わったざわ
ブランク克服できなかったダークソウル
アミちゃんに振られそうでショックなぽんこ
他3者が奮わず。
エースのワンマンチームでは勝てない現実が突きつけられたのだった。
来年はもっとチーム力上げて
今度こそ優勝しような‼️
(もっとまともなTシャツも揃えてなw)