先週末「ライアーゲーム 再生」を観に行きました。
ライアーゲーム -再生- 松山博昭監督
原作は全巻持っていて、毎週ヤンジャンも欠かさず読んでいるものの、
TVシリーズはほとんど観たことがない。しかし前作の映画は観た。
TVシリーズは観てなかったけど中田ヤスタカの音楽は好き、
な、立ち位置の自分。
前作の映画が原作にはないオリジナルのゲームで非常に面白かった。
そこで新作も観てみようと思った次第。
今回はヒロインがチェンジ。カンザキナオがでない。
ヒロインが変わったのは大人の事情もあるだろうが、
ナオとは性格の違う新ヒロインのシノザキユウだからこそ実現可能な脚本も盛り込まれていた。
イス取りゲームのルールは原作通り。
原作ではそれまでの人間関係が加味されて国(チーム)が形成されるし、
ガヤ落ちの人間も見知った顔が多いという状態。
映画版はほぼ全員初対面の様相で、素性も正確も判断できない状況の中
チームが形成されるというのがちょっと無理があるかなぁという感じ。
あと気になったのはハリモトが小物過ぎなところ。
言動も風貌がインチキ臭いし、策略にハメられた後のキャラもあれは酷い。
原作通りの作務衣姿でもっとカリスマ性を発揮して欲しかった。
しかし、あの複雑なイス取りゲームのルールに則って、
原作にはないオリジナルの脚色も混じえつつ、
観ている人間にもわかりやすい騙し合いのストーリーを作ったのは見事。
ラストは思いの外ちょっとぬるい感じだったが、
次回作があれば是非観ようと思える出来だった。
今ヤンジャンで連載中の入札ポーカーを映像化してもかなり面白い筈。
とりあえずTVシリーズも観てみよう。