1913年09月04日(木曜日) 生まれ
2005年3月22日(91歳没)


結婚する人(パートナー):
陰占にパートナー(癸)正妻となる干が3つあり、自分が相手をまたは相手が自分を振り回す関係、結婚離婚を繰り返すなどの可能性が大きいです。
職場などではなかなか縁がなく近い人の紹介や引き合わせ、またはお見合いなどで縁があります。
結婚後、パートナーは家庭的で役に立ち家庭との結びつきが強くなります。夫婦は情のある剋しあいをし絆を育む有情剋の関係になります。
プライド、自負心、優越感に支えられ、それが気品や良識、責任感そして自尊心となって現れ、時にパートナーや家族と競うところがあります。家族、体制側に立ち、目的に向かうと自制心が働きます。古典的な考え方をするため時代の変化にはついていきにくいのです。出処進退をわきまえ記憶力がよいです。
クールな人
知性と行動が一体で進め方が巧く前進していきます。子供運が良く、子に頼れる運を持っているとも言えます。子供がいないと財に恵まれます。ただし、蓄積と放出を繰り返す傾向があり、それが原因で人生の波が相当荒くなりやすいので注意が必要です。若年と晩年の運がよく中年期は落ち込む傾向が強いです。
そして陽占の配偶者(パートナー)の場所に現れる星は「司禄」です。 鳳閣(あなた)と司禄で、パートナーを相生している関係です。
結婚(事実婚関係含め)後の家庭関係では、高望みをせず用心深く堅実にコツコツと積み上げていきます。時には口うるさい時もありますが信頼できる人だからこそです。

母親:
(六親縁)母の干「丁」陰陽の「丙」が陰占に無く結びつきが弱いです。 陰占の母の座である年支の「丑」臓干「己」があなたの母となります。ユーモラスで可愛さ(幼さ)があり、そそっかしくどこか抜けた母親です。
父親:
(六親縁)母親の座でとった干「己」に干合する父親の干陰陽のいずれの「甲」「乙」が陰占に無く結びつきが弱いです。子供に寄り添い良い父親ですが、入れ込みすぎてうるさくなりがちです。
親の司禄「常識的、用意周到で用心深い、コツコツと積み上げる堅実さと信頼がある。」をあなたの鳳閣「無理をしない自然主義、理性と中庸、そして事実をそのまま伝える伝達の本能が強い」が相生する関係です。


丹下健三さんご自身。
午未天中殺。
末代運。父親と母親との縁が薄く本来の恩得を得れず自力運を養うことが鍵となります。自分がそれまでの家系の最後の締めくくりとなります。
(子孫・子供・目下・陽・精神未来)が欠け、その分を満たそうと(先祖・親・目上・陰・精神過去)に傾向していきます。つまり、それは北方、精神や知識を満たそうとすることやプライドが南方の現実性、目下との融合難になる理由とも言えます。目下、子供と融合難をもたらし、コミュニケーションがうまくいきません。

守護神
丹下健三さんは初秋の日に生まれた戊(土性)です。山岳を象徴し、その山岳の付加価値は色とりどりに植物が豊に育っているかによります。つまり木性の存在が不可欠になり、木性が育つための火性と水性も重要になります。木性、火性、水性が揃い初めて山岳として役目を果たし付加価値を生みます。 土性自身の運気は土性を相生する火性と季節終わりの土性が巡る時期(丑、寅、未、戌)に旺になります。 初秋に生まれた戊土にとって、土壌を豊かにしてくれる木々を豊かに実らせることが大事です。木々を育てる太陽の丙(火陽性)と潤を与える雨の癸(水陰性)、そして多すぎる雨で土の根が腐らないよう土壌を豊かにする樹木の甲(木陽性)が欠かせません。 守護神は丙火、癸水そして甲木です。

知的で人を育てることがうまい。

精神性を重視する傾向があります。

異常干支 普通で平凡な生き方は特殊な能力を殺してしまい、自分の感性に従う、または芸術や芸能など非凡に生きる方が特殊な自分らしさを発揮できます。そのエネルギーは 賤生(失敗しても起きる)。どん底に落ちても這い上がるしぶとさ。創成期の雄。一代で財を成す激情家。
すぐ気が変わりきまぐれで勝手な性格が現れやすいです。 平均的で素養のない家庭では礼儀に欠け無節操に育ちになりやすく、逆境の中で育つことで礼儀正しく常識的に育ちます。

丹下健三さんの心「」は、命を育む山に住む神という気の持ち主で、自分の価値観や考え方の上に立脚し変化や違いへの理解に疎く大事なことを見逃してしまいがちです。また、まさに山岳という大器への成長が望ましく、幼少期はその因果を学ぶような苦労が多いです。命となる樹木や水、土の感覚の調和が整うとそれらを育てる土台、まとめ上げる役としてリーダーシップを発揮します。自信、包容力、責任感、忍耐力、努力、説得力で信頼を獲得していき、時間をかけて目的を達成していきます。 頑固でありながら、努力によってやがて他者の心を理解する、バランス感覚や良好なセンスがあります。 負けず嫌いなため手堅くなり、困難なほど闘志を燃やします。 異性を引きつける愛情を持っていますが、相手が自分の理想と違う、また相手の欠点に気付くと瞬時に冷めてしまうところがあります。 山岳はこれまでの付加価値を守ろうと保守的思考によって頑固に平和を維持しようとします。人生の後半は威厳を備えだし開花していく運です。

どちらかというと内側が複雑に形成されていて周囲にはわかりにくい人のようですが、ところどころで内側にあるものがハッキリとした形となって現れ周囲にわかりやすいところもあります。

最善の育ち方は、「のんびり」した環境、「のんびり感」が能力開発、発揮にとても大きく左右する星です。せかす言葉より、集中させる言葉や背中を押す言葉が本人を伸ばすカギです。

心は「自信家で、揺るぎのない価値観を持ち、山のごとく不動」で、そして心を通じて現れる基本性格、存在感は「長期的思考により、その都度瞬間を自然と共に柔軟で無理なくありのままを受け入れ生きる。天心には理性があり、中庸に観察分析し真実を捉えそのまま伝えることに長けています。のんびり、温厚温順で自然のなかでの遊びが上手く、いつまでも若々しい思考で、不安を持たず明るい。」

生涯運
生涯を通じそれぞれの時期に現れる主星の特徴が燃焼しきれず思い通りになりにくいことから、不安や不満を感じやすくなります。周囲に合わせることを意識することで不安や不満を回避します。
「若年期」の主星は「現実星」で従星の「精神星」と異質なため相殺され、主星それぞれの特徴が燃焼不良となり生かされにくいです。
北の主星「司禄家庭的で、全てを育む為にコツコツと真面目にこの瞬間を精一杯生き経験も知恵も財も蓄積する。目的が無くても、どんな逆風にも屈せず、ゆっくりと積み重ねる。気負い無くその時代の標準、常識を持つ。
東の主星「石門家庭的で、全てを育む為にコツコツと真面目にこの瞬間を精一杯生き経験も知恵も財も蓄積する。目的が無くても、どんな逆風にも屈せず、ゆっくりと積み重ねる。気負い無くその時代の標準、常識を持つ。
それぞれが燃焼しきれません。
「壮年期」は中央と南どちらも「現実星」で従星と異質なため相殺され、主星の特徴が生かされにくいです。
中央の主星「鳳閣家庭的で、全てを育む為にコツコツと真面目にこの瞬間を精一杯生き経験も知恵も財も蓄積する。目的が無くても、どんな逆風にも屈せず、ゆっくりと積み重ねる。気負い無くその時代の標準、常識を持つ。
南の主星「鳳閣家庭的で、全てを育む為にコツコツと真面目にこの瞬間を精一杯生き経験も知恵も財も蓄積する。目的が無くても、どんな逆風にも屈せず、ゆっくりと積み重ねる。気負い無くその時代の標準、常識を持つ。
それぞれが燃焼しきれません。
「晩年期」は西の主星は「現実星」で従星と異質なため相殺され、主星司禄星の特徴、家庭的で、全てを育む為にコツコツと真面目にこの瞬間を精一杯生き経験も知恵も財も蓄積する。目的が無くても、どんな逆風にも屈せず、ゆっくりと積み重ねる。気負い無くその時代の標準、常識を持つ。」が生かされにくいです。

人生の特徴
守りの人生で、発展は二の次で安全第一として人生を歩みます。引越しを繰り返すのも良くなくて、安全第一で物事を考えたほうがいいでしょう。年中行事を常に大事にする人です。のんびりした運勢の中でけじめを持てればOKです。

本領発揮のコツ
エネルギー数値の大きさの順で取り組むことが「自分らしい」無理の無いやり方、本領を発揮できるプロセスです。ご本人のモチベーションでもあります。
12。感性を必要とする世界で大成。自由人の質。ただし心の揺れが大きい。
11。趣味人的要素あり。自由人の質。明るく人生が暗くならない。
9。精神的統率力を持つ。奉仕の心が大。晩年に大成し、若年は動きが小さい。
7。他人の力を集結する才能あり。社交性豊か。友人多し。柔軟性大。
4。守備力強く、中年から晩年に至って大成する。目下に対して厳格さあり。
2。堅実な人生を歩み肉親の愛が強い。 異性に好まれ、人の情に流されやすい。

強弱のバランスがとれたエネルギーがあり、家庭でも社会においても適応し行動を起こしていくことができます。ただし、起業や長期のハードな仕事は周囲の協力がないと心身が持たず体調を崩します。

青龍型
東方の数値が一番高い。
攻撃精神と前進力が強く、知らないうちに他人のテリトリーに踏み込み争いを起こしてしまう勢いがあります。闘争心を掻立てられると自ら進む性質は、後退をしらず前進をし続け、失敗をしてもまた次に進んでいきます。陰湿になると陰気な攻撃となり、意地悪な子供になりやすく、性格が明るいと叱られても明るく前向きな子供になります。サラリーマンより商人、規模は中小でも、実は奥行きのあるお店がいいようです。

89歳〜98歳までの10年間
子供や部下など目下(たち)との協調性を深められる機会です。助け育てる、話をしたり聞いたり、手を差し伸べたりなど協調性を深め自分も癒され助けられることにもなります。
それらの起因として、 無理をしない自然主義、理性と中庸、そして事実をそのまま伝える伝達の本能が強くなります。
同じく、自分が持つ星の懐疑的、葛藤、繊細さが増すことで芸術的感性が高まります。自分の手で作り上げようとするこだわりが時には反発、反抗心につながりやすくなります。温かい情愛が膨らみます。
奉仕的な精神、豊かな感性の死人の星です。開拓心が強く行動力があるため、波乱を起こします。
未来の為に体制や常識に囚われず理想に向かって一人でも開拓していく自立の星が巡っています。心の世界の確立、自立の確立をさせ孤独的であってもプラスに作用していきやすい時です。
忌神も巡り、「金性の責任感・使命感・プライドの攻撃本能の強気さ積極的な行動力や誰にも止められない勢い」によって苦労したり試練となりますが、きちんと対応し通過すれば必ず開運します。

[元命、現状、自分の足元、心の支え、決断、手段・方法、家系(祖父母、親、子供)の流れ]の領域
家系・家族が、またはそれらとの関係で自分の現状に不調が現れます。

2005年(91歳)
自分また周囲とのバランスが改善され苦労が和らぎます。
それらの起因として、集団の目的を優先し集団で攻める気質、その気質が「神経質」に見られ、「優越感」「自負心」「プライド」そして「自制心」「責任感」が高まります。
奉仕的な精神、豊かな感性の死人の星です。頼まれると断れない性分ですが、自ら手を差し伸べることはしないのです。

[現実の未来、始まり、環境・社会(仕事・社会性)、友人・知人]の領域
自分が意識しなくても、前向きになり、未来志向とモチベーションがあがり夢が膨らみ、広がっていきます。
何かを始める、物事がスタートし前進していきます。
また目的が見つかったり、探していたものが明確化されたり、新しい世界が広がり発展します。

[私的、現実の結果、まとまり、家庭、配偶者]の領域
家庭内、これまでまとまっていたものが破壊、破棄など破れやすくなります。契約、成約(買い物、約束ごと)を避けましょう。
内、家庭、それまでまとまっていたものが正夫・不特定男性・身分地位の高い男性・文官との衝突が起き、生涯記憶に残るような傷つきます。 しかしこれを克服しようと成長し強くなります。

以上「算命学 ザ・プロフェッショナル VER.01」より一部を掲載
詳しくは:https://sanmei.ddnsfree.com/TangeKenzo