カミムスヒはタカミムスヒと対になる神で

静と動、陰と陽、という表現を使うと、カミムスヒは静・陰を担当する神です。

普賢菩薩は慈悲をつかさどる仏で、女性を

守護する存在としても知られます。

アメノヒナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒの三柱の神を

古事記では「造化三神」と称します。

「生み出す力」「世界が形成されていく力」を象徴しています。

無限に広がっていくタカミムスヒの力とは逆の方向性を保っています。

発想が形をとるということは、制約を受け入れるという事でもあります。

例えば、画家が頭の中のイメージを絵に描こうとするとしましょう。

イメージの世界ではどんな形でもどんな色でも思いのままです。

音や香りをつけることだってできます。

しかし、イメージを現実の紙の上に描こうとすると、

当然にいろいろな制約が出てきます。

想像するということは、

制約するという事でもあるのです。

 

制約を受け入れることが創造のプロセスです。

恐れないで歩みを止めてみてください。