オレとジフンは手を取り合い、一路釜山へ向けて、車に乗った。
「ジフン、このまま駅に行って、KTXに乗るからな。オレが鉄オタの奥の手を見せてやるからな。」にやーと笑う。
オレはさっきまでの格好で、駅に車を向かわせている。
「この時間だと、あの方法で行くか。」ブツブツと考え出す。
「ハン先生。前見てよー!」ジフンの声で気がつく。
「あっ!ごめんごめん。」オレは考えるのを止め。運転に集中した。
2人で手を繋ぎ、KTXに乗り汽車は釜山に向けて走り出した。
「後は、もう乗ってしまったら、ママのとこへ連れて行ってくれる。」
ジフンとオレは並びあう。
ジフンを窓際に座らせ、風景を見させてあげる。
何度も標識や風景、すれ違う汽車達を熱弁して語る。
その度に「ハン先生って、何でも知ってるね!やっぱ、天才だ!」
「そんなこと言うなよ。オレは興味あるものは、徹底的だけど、後のはさっぱりなんだ。だから天才って言うなよ。」照れる
「そんなことないよ!ママの病気治してくれる、世界で一番のお医者さんだもの。」
「ジフン。」
「ハン先生、あの時はゴメンね。ボクがイヤだって言ってしまって。
家に帰ってから、ボクの方がずーっと前から好きで、ママと結婚するって言ったのに。
ボクがいないと生きていけないってほど、愛してるって。
でも、ママとボクは血のせいで、けっこんできないっていってた。
ママはボクと同じ位に、ハン先生の事愛してるんだってだから、ハン先生がいないとママは半分死んじゃってるんだって。」ボロッと泣き始めた。
「毎日、ボクを抱きしめて愛してるって言ってくれるんだけど。ママは半分死んじゃっているから。笑わないんだ。
一緒に寝ようとお布団に入るとママは隠れて泣いてる。毎日、ハン先生を抱きしめて寝てるのに。」
「オレ?」ジフンが教えてくれる言葉に、オレの瓶底メガネの下から涙が溢れ出す。
「ハン先生の写真で抱き枕作って、抱きながら泣いてる。」窓の風景を見ながら、淡々と話している。
ボクは、ママとハン先生が結婚すれば良いと思って、ママに言ってもハン先生は病院で大きなことするんだって。
めでぃかる・とっぷちーむ。これをやるには私とジフンは傍に居てはダメだって。
ママは毎日泣いて、どんどん痩せていくんだ。
だから、ボクはママにウソをついて、家でお留守番をしてるっていって、KTXに乗って、本当はハン先生を誘拐にしに来たんだ!ボクはママが笑う為なら、ハン先生が嫌って言っても、連れて来た!」キッとオレの事を睨むジフン。
オレはガシッとジフンを抱きしめる。
愛しい。自分の子供じゃないのに、こんなに愛しいなんて。
「誘拐しなくても、オレはずーっとお前が来るのを待ってた。ジフンのママとの縁が切れて、死んだように生きていたオレの元に、クリクリ頭の天使が来てくれた。」
オレは、KTXに乗っているのも忘れ、ただジフンを抱きしめていた。
今日も一日の業務が終る。
此処の病院は釜山でも中堅クラスの病院だ。
看護師や医師が病院の規模としては少ないので、毎日が時間との戦いだった。
でも、この方がいい。
スンジェさんを忘れる為には、この忙しさが良い。
患者さん呼び、いろんなのを計って、先生の所へ行かせる。
毎日何百人の人が、この内科に診察に来る。
40過ぎの単身赴任の担当医は、時々私の体を厭らしい目で見る。
そんなヤツには目もくれずに、患者に対応していく。
仕事が終われば、此処で買った自転車に乗り、ジフンを保育園まで迎えに行く。
此処は海が近い。
綺麗な夜の海は、キラキラと光っている。
ちょっとだけ、海に見惚れて5分位立っているが、母親と言う事を思い出し、ジフンの保育園に向う為、一生懸命ペダルを漕ぐ。
カレが渡してくれた、TーMONEYカードは、タンスの奥にしまった。
あの細長いカードには、私・ジフン・カレが仲良さそうに写った写真がある。
だって、これがなくても生きていける。
私には、自転車がある!
雪が降ろうと、風が強かろうが今まで自転車で移動してきた。
スンジェさんの車や、地下鉄の温かさなんて忘れないと。
「看護師さん、私は呼ばれたかなー」聞いてきたオバサンの声にハッとなる。
叉、仕事中に考えてしまった。
「えーっと、お名前はキム・サムスンさんですね。」カルテの順番を見ていると。
「オイ!足、見せてはダメだーーーー!」大きな声がこの内科に響いた。
皆はビックリして、その方向を見る。
そこには、白衣を着た背の大きな瓶底メガネでヒゲもじゃの。
「スンジェさん?」
「何だ此処の病院は!このスカート短すぎないか?君の足は芸術的に綺麗なんだから、オレ以外のヤツには見せるな!今直ぐに、此処のユニホームを替えてもらおう」私を抱きしめて叫ぶ。
「なんで。ここに。」カレにギューッと抱きしめられて、このままじゃか体が折れてしまう。
「キミがウネが叉病気になったって、ジフンがオレの事を誘拐しに来たんだ。」ナースキャップの横にキスをとすカレ
「えっ?ジフンは自分の家で留守番している。」そこに、ジフンがヒョっこと現れて、私たちを見上げる。
「ママゴメン!毎日泣いているから、ハン先生を誘拐してきた。」まだ頬が赤いけど、ジフンはニッコリと笑う。
「ジフン、今日具合悪いって。」驚きすぎて、口がパクパクする。
「一生懸命働いているママを、支えてやるパパが必要だな。ちょうど此処に適任者がいる。ユン・ウネさんとチュ・ジフンと家族になりたいんだが、どうだ?」
「何、何言ってるの、ダメだって。スンジェさんは、大きなプロジェクトを進める為に。理事や理事の娘さんが子持ちの私がいるとハン先生がリーダーになれないって。」
「オレは、こう見えても仕事出来るんだけどな、アホな奴らに頼らなくともTOPを目指せる。」彼女の背中を軽く撫でる。
「だって。」オロオロとまだ言い訳しようとしている彼女に
「だっては、言わない!オレをジフンの父親に、そしてキミの夫にしろ!」叉力を入れる
頑張って泣かないようにしていた彼女の、目が壊れたように涙が止まらない。
「スンジェさんの為に、スンジェさんの名が傷つかないように、名のある女性が貴方の妻の座に。」
すると、どこかからジフンの声が聞こえる。
泣きながら上を見上げると、スマホがあった。
スマホから、ジフンの声が流れる。
「オレは久々に乗ったKTXのアナウンスを録りたくて、録画にしてたんだ。で、ジフンが話してくれたのがちょうど入っていた。
KTXのジフンの内容が叉流れ、彼女はアタフタと居心地が悪いみたいだった。
「子供はウソをつかない。とくにチュ・ジフンは!オレの息子だからな」ジフンを見て笑う。
「ママ早く結婚しないと、賞味期限切れるよ。」アハハと笑うジフン。
「えっ?ジフン!何て言葉。」
「だって、同じクラスのお友達が言ってた。ママ、ボク初めてパパが欲しいと思った。カッコ良くて、鉄オタで、背が空まで届く。肩車をしてくれるパパがいい」私とスンジェさんの足をぎゅっと掴む
「ユンさん、患者はまだか?」診察室から40過ぎの担当医が出てきた。
「あっ?」慌ててカレから離れようとしたが、ガッチリと捕まれている。
「すみません。少し待ってていただけますか?今彼女の返事待ちなんです。」スンジェさんが丁寧に言ったのに、担当医は。
「ユンさん、何だその汚い男は!白衣着ているから此処の医師か?見た事もないヤツだ。」
「あっ、私ソウルの病院に勤めています。」
「何でソウルの医師がこの釜山にいるんだ?ユンさん、そんな汚い男はいいから!早く患者さんを入れて、今日の仕事終わらせてないと。」
「今日の仕事が終われば良いんですね。」
「だから、早くやらないと。」
「じゃあ、ウネ。残りの患者さん、オレが診るから、空いてる部屋とカルテ。」3人の患者が残っていた。
後、この騒ぎを聞きつけてきた、看護師や医師、入院患者が数名いる。
「アンタ、幾ら医師だからと言って!」
「大丈夫だ。ちゃんとした医師の免許はある。空いてる部屋は?カルテはこれ?」テキパキとスンジェさんは支持を私に出し、空いてる部屋に患者と共に入っていく。
「フーッ終った!患者さん皆イイ人ばかりだったな。初めてのオレなのに怒らずに診察させてくれた。」
担当医も呆れながら「アンタ判断が早いな。」
「遅くなるとその人も不安がる、なるだけスピーディーにしないと。」カルテを担当医に渡した。
「じゃっ、もうウネ連れて帰ります!」カレは片付けが終った私の体を引き寄せ、待合室で待っているジフンと手を繋ぎ、出口に向った。
「悪い。今日は自転車で帰るな。タクシーで寄る所があるんだ。」病院の入り口に停めてあったタクシーに3人は乗り込む。
「ハン先生、何処に行くの?」
「うん?オレのスーツとコンタクトレンズ買いに行くのと、スーパーに行って今日の夕飯は、ウネ、嫌、ママ自慢のキムチ鍋だ。」
「私まだ返事してないわ!」カレに言う。
アハハッと笑いながら「2対1で勝てるのか?」瓶底メガネが光る。
クーーーーッ。と口を閉ざす。
行きつけのショップが釜山にあるのを確かめて電話しておいた。
夜取りに行くと。
最低限必要なものを買い揃えていく。
スーパーの隣接しているデパートでいろんなモノを買い揃えている時、ジフンがおもちゃを見て、欲しいそうに見ているのを、オレは見てしまった
「それ、欲しいんだろ?」ウネに聞こえないように聞く。
「うん、でもママに怒られるから、いい。」その場所から離れようとした時、買い物カートの奥へそのオモチャをかくしてやる。
「ダメだよ!」
「クリクリ頭の天使が、遠いソウルまで来てくれたんだ。オレからのお礼。」オレはジフンに向けて、ウィンクをした。
買い物を終え、初めて訪れた釜山のアパートをカレは見上げる。
「アパートに部屋2つある?」ボソッと聞いてきた。
「あるけど?」不思議な質問。
「良かった。ジフンが傍にいると何時ものようなの出来ないからな」ニヤ~と笑う。
「スンジェさん!」カレの背中を叩く
階段を買い物袋を持ち、ジフンと手を繋ぎながら上がっていくカレ
私は、先に行く2人を見つめ夢みていた事が現実になり、ボーっと階段を登る。
私がカレにハイという返事をするだけで、3人が家族になれる。
本当に良いの?カレの仕事を奪っても良いの?私にそんな資格があるの?
家に入り、大きなカレにはちょっとギリギリな部屋。
でも、カレは嬉しそうに部屋を見て回る。
ジフンは何時も通りに洗面所に手を洗いに行こうと、カレを誘っていた。
「ハン先生、こっちで手を洗おう。」2人仲良く洗面所に向った。
私は、2人がコソコソとやっているのも知らずに、私は今日の夕食を作り出す。
二人の騒ぐ声が聞こえてくる。
昨日まで、泣いてばっかいて、ジフンが何時も私を笑わせようと頑張っていたけど。
スンジェさんが傍にいないのは、とても辛くて笑えなかった。
ほんと、ダメな母親だね。
だから、ジフンが危ない思いまでして、スンジェさんを誘拐しに行っちゃった。
理事の親子が私達の家に訪ねてきた時、反論できなかった私。
その後に、鉄道博物館の帰りの焼き肉屋でも、ジフンはスンジェさんとの事を嫌いと叫んだ。
続けざまに、私とスンジェさんの事を反対された私は、落ち込み理事の話を受け取った。
釜山にいい病院があるんです。どうですか?お金は今よりさらに良くしますよ。
お金なんていらない。只私は今直ぐカレから離れないといけなかった。
だってそうじゃないと、キッとカレに抱きつきに行っていたと思う。
考えながらも、私の手はキムチ鍋を完成に近づきさせていた。
今日は、いっぱいいっぱいの愛情を、この鍋に込めよう。
ジフンの勇気、スンジェさんの愛への私の思いをこの鍋に。
次の日、タクシーに乗って、先にジフンの保育園に向った。
タクシーを待たせて、3人で外に出た。
するとジフンがカレに肩車をせがむ。
今日は昨日と違い、仕事用の髪型に、コートの中にはブランド物のスーツを着こなしている。そのカレに肩車って!
「ジフン、我侭。」言わないと言う言葉は消えてしまった。
言う途中で、カレがジフンを肩に乗せた。そして、私の手を取り保育園に向う。
途中、知り合いのママさんたちがビックリしたり、保育士も驚いている。
保育園の中に入る為に、ジフンは肩から下ろされた。
「パパの肩に乗ると、空が近いね。」
「ジフンの為なら、何度でもやってあげるぞ。」2人はにーーーッと笑い合う。
「あっ!キム先生!おはようございます!今度からジフンのお迎えこの人も来るので誘拐犯と勘違いしないで下さい。」頭を下げたら、先生達はカレを囲んでいた。
「ジフンのママとは、どんな関係で?」
「あっ、今日婚姻届けだして来ましたので、夫です。私の名前は、ハン・スンジェと言います。よろしくお願いtします。コートに革の手袋をしていたが、革の手袋を外し、皆と握手をする。
その姿を見て、ちょっとばかり気に入らなかった。
私の旦那様なのに、皆に握手って。段々眉間に皺が寄る。
私の顔を見て、スンジェさんは笑いながらキスをした。
それもみんなの目のまで、皆の顔が驚いたまま止まっている。
私は恥ずかしくなり、慌てて外にでた。その後を続くカレ。
「もーーー!あんなとこで!」キッと睨む
「だってキスしたかったんだ。」カレの大きな手は私の手を掴む。
ゆっくりと、2人は手を繋ぎタクシーに向った。
タクシーから降りた私は「じゃっ、気をつけてね。」
一旦ソウルに戻るカレは、タクシーに乗ったままだった。
「明日には全ての手続きを終え、あさってには帰るから。もう、何処にも行くなよ。」ビシッとスーツを着こなすカレは、前まで良く見ていた、内科課長の姿だった。
とてもヒゲだらけの人とは、同じく見えなかった。
「大丈夫、ここで待ってる。」私は手を振り中に入って行った。
私は、日常の業務をこなしていく。
患者さんを呼び、測定しカルテを準備したりと、大忙しだ。
そこに、良い靴の音が響く。
カツン・・・カツン。
この大勢の人達の中でも、カレの音は良く判る。
音の方向を見ると、オールバック姿でベストスラックス、そして白衣を着てこっちに向ってくるハン・スンジェがいた。
私の顔は、ゆっくりと笑う。
「オイ!まだそのスカートなのか?ソウルの理事に頼んで、自費で此処の病院のユニフォーム、パンツに変更させたのに!」
「えっ?」
「確認しないと!」カレの白衣のポケットには、此処の病院のネームプレートが下がっている。
ピッチで、理事に電話を掛けるカレ。
「あっ、理事!こんにちは!ハン・スンジェです。こっちの病院のユニフォーム、まだ変わってないんですけど。
早くしないと、アンタが密かにやっていた裏帳簿の事と、娘の整形、皆にメール送信するぞ!」顔は笑っているけど、言っている事はやばい事だ。
慌てる声がピッチの方から聞こえてくる。
「今日の午後には、新しいユニフォームが来るそうだ。」笑いながらピッチの電源を切る
「あっ、アンタこの間の人!アンタが診察してくれた通りに、検査したら小さなポリープが見つかったんだ。
早期発見で良かったですねって、言われてきたよ!本当に有難う!」スンジェさんの手を握り何度もありがとうと言うオバサン。
「ユンさん、叉患者が来ないんだけど。」内科の担当医が顔を出した。
「あっ、済みません!」私は慌てて、人を呼ぶ。
「ユンさん、その人は?」スンジェさんを見ながら、疑いの目で見る。
「あっ、この間はどうも。今度から此処の病院勤務になりました。内科担当のハン・スンジェと言います。入ったばかりなので、よろしくお願いします。」ニッコリと笑うカレ。
「この間?」
「診察終了間際に伺いした。メガネ掛けて髪の毛・ヒゲボーボーの白衣を着ていたヤツですよ。」ますますニヤニヤと笑う。
「えっ?あの時の?全然違うな。うん?ハン・スンジェ内科医!もしかして、あのハン・スンジェ医師ですか?」
「まあ、ハン・スンジェは今の所、私しか知りません。」
「この間の研究の論文が叉賞に入リ、腕も韓国一のハン・スンジェ医師。」
「そんな肩書き、面倒です。今日からは此処の病院の内科医です。貴方と同じですよ。」カレは私からカルテを半分奪う。
「ほらっ、もう仕事しましょう。」
「何でこんな釜山に、貴方のような立派な人が勿体無い。最先端の医療ならあっちが良いのに」
「何でって?オレの奥さんが此処にいるからです。」私はカレに肩を寄せられた。
「そして、息子も此処が良いというもので。こっちに移動しました。何かご不満ですも?」
「ユンさん、キミは凄い人の奥さんだったのか?」驚いて顔が伸びてる。
「凄いって、そんな肩書き持っているの知りませんでした。ハン先生は普通、いえ・・只の変態フェチ野郎です。」ニッコリと笑いカレと一緒に診察室に入向った。
「もうーーー!叉ジフンを甘やかしたわね!」私達は、前のアパートが狭くなり、高そうなアパートに引っ越した。
カレの部屋をノックして入って行った。
そこには、私に怒られるのが判って隠れているジフンが大きなプーさんのぬいぐるみを持っていた。
「甘やかしていないぞ!ジフンは今度生まれてくる兄弟の為に、練習したいそうだ。」
「もーー!パパ!パパのお陰で我慢できない子になったら、どうするの?」私のお腹は大きいのに、大きな声をあげた。
「ママ!そんなに大きな声出さない。お腹の子に悪いぞ。ジフンはお兄ちゃんになるから抱っこやおんぶを練習したいそうだ。」私はカレと話している間にジフンがこの部屋から逃げ出すのを見かけた。
「もーー、そう言いながら、毎回おもちゃ与えすぎ!」スンジェさんに詰め寄る。
カレは真剣な顔になり「ベットの周りにいっぱいおもちゃがないと、寂しくてオレ達のベットに来ちゃうだろう?
オレたちが変態な事をやっているのを見られたら、どうするんだ?」その顔は真剣そのもの。
「だから、いっぱい買ってあげるんだ。」ニコッと笑う。
「全く表ではイイこと言ってるけど、結局はもう、パパと結婚しないと!!」
「ママ、その言葉の続きとても大事だな、ちゃんと聞かせろ。せっかく産婦人科の先生から夜のお許しが出たんだぞ」カレは引き出しから、本を取り出す。
本の題名は「妊娠中の仕方」腕を高く上げ、私に見えるように上げた。
「オレはこれで勉強したから、今日の夜は久し振りに。準備運動の為に、ジムに行って来て鍛えてきたから,どんなのも、任せなさい!」カレはTシャツを上げて、少し割れた腹筋を見せる。
私の喉が鳴り「パパと結婚して、良かった」
私とハン・スンジェさんは結婚して、釜山でジフンと3人で暮らすようになった。
カレは、「メディカル・トップチーム」の責任人者よりも、外来で皆の診療をやっている方が良いと、この地に来た。
ジフンも、この間まで私と結婚するって言ってたのに、同じクラスのハヌルちゃんに結婚を申し込んだそうで。
3人でいや後もう少ししたら、2人増える。
私のお腹の中には双子が大切に育っている。
合わせて5人家族になる。
ソウルの病院に復讐をしようと、腹黒かったハン・スンジェは何処にもいない。
此処にいるハン・スンジェは、ジフン、私、お腹の子に沢山の愛情を与えてくれる
だから、私もカレの愛に答えてあげる。
皆様、こんばんは。
ハン医師とユン看護師終了です。
次は何にしましょう
では、何時も来てくれてありがとうございます。