「シン。今日から宜しくね」

ボランティア医師団のアフリカ派遣の為に、義理の娘シン・チェギョンを預けに来たオレの姉

子供のいる義理兄と結婚した姉は、済州島でのびのびと暮らしていたが、医師だった義理兄のいつかは海外ボランティアで働きたいという願いを叶えた

でも、小学生のチェギョンを連れて行くのを止めて、ソウルで公務員をしているオレの元に預ける事にした

まーっ、チェギョンとは小さい頃からずーっと会っているし,仲も悪くない

むしろ会う度に「私、シン君と結婚する。」

つい今年の夏休みも1週間済州島に居候し、チェギョンと遊びまくった。

チェギョンは、今年11才になろうとしているのに、身長が小さくて何時までも子ども扱いしていたオレに、怒りながらも「何時かシン君から結婚してくれって言わせるんだから」宣言された。

ちょうどその頃、結婚するつもりで付き合っていた彼女に振られたオレには、重たい結婚と言う言葉

暗い表情をしていたオレを屈ませてオレの頬をギュッと両手で挟み「シン君、一生大好き。」キラキラ眩しい瞳にクラクラした。

子供の真剣なキモチを聞きながらも「ハイハイ」と笑ってごまかした。

その後、真剣に聞いてくれないオレにチェギョンは膨れっ面で「頭に来たから肩車して。」とお願いされた

チェギョンは皆より小さい為、よく身長のあるオレに肩車をさせて「私、シン君の肩車が一番大好きーー。」キラキラな笑顔をしていた。

チェギョンを肩に乗せて色んな所を巡り、海も泳ぎ、一緒に寝たりとオレの傷ついた心は段々と癒えていった

そんな姪っ子と1年暮らすなんて、楽しいだろうと想像しながら姉の頼みを引き受けた。


「チェギョン、早く来なさいー。」姉の言葉に義理兄の車から降りて来たチェギョン。


現れたチェギョンは、数カ月前までは小さくて可愛かった姿が

「・・・チェギョンか?」

「シン君!!」チェギョンの声を出しながらもオレの腰元位だった背が、オレの肩位までに伸び。世間を賑わすアイドルよりも可愛くなっていた

モデル並みな手足に小さな顔

白い肌にピンクの艶やかな特徴のある唇

そしてキラキラと眩しい汚れを知らぬ瞳は真っすぐにオレを捉える

急なチェギョンの変化に戸惑うオレに「1年間、宜しくね」ランドセルを背負った姿がどう見てもアイドルがコスプレをしているようにしか見えなかった。



皆様、こんばんは。

さてこのお話は、何年か前にジフンさんのドラマの画像から妄想話です。

あと一回分あります。中途半端で終わっていますが、妄想話読んでいただけると嬉しいです。