続き…


《私の左胸》
 


浸潤性小葉がん

核グレード 1

エストロゲン 強陽性

HER2 陰性

ki-67 12%

ステージ ⅱa?


最初に行ったクリニックと、☆☆病院で検査していただいてからの結果が変わってくるのは珍しいことではないようです。


詳しく検査していただいて、私の病状がしっかりわかりました。




7月31日(水)

手術前最後の診察日


この日、夫は仕事の都合で、どうしても付き添いが出来ませんでした。


手術前最後の診察は…

①麻酔科の先生から全身麻酔についての注意や説明

(初めてなので、アレルギーとか遺伝とか色々💦💦)


②主治医の☆☆先生から、今までの検査結果を見せてもらいながら、詳しく、乳房切除術について方法や手術にかかる時間、術後の合併症の説明をしてもらう


③放射線科の先生の所で、摘出する部分に、お風呂に入っても消えにくいペンでマーキングをする

予定です。



来られなかった夫は、少しまだ休暇について聞きたいようでした🥴が、私一人でこの日は診察です。


夫は電車のスペシャリスト(元撮り鉄🚃)ですが、私はすぐわからなくなってしまうので、少々不安ながら、何とか☆☆病院に着きました。


麻酔科の先生は、その部屋に座らせておくのがもったいないくらい、背が高く(座ってるから推測だけど💦)低い声が素敵で、かっこいい先生でした…多分。マスクって、思ってたのと違うこと、ありますよね(笑)



そして、次は☆☆先生の診察です。


その時の私は、また初めて☆☆先生に会った時のように緊張して、金魚🐡のようにパクパク🫧息をしながら診察室に入りました。


はい、〇〇さん、

お待たせしました。

いよいよ、5日、手術ですね。

えっと、今日は手術の方法とか時間とか、説明して、

…最後に同意書………


先生!ふぅー

先生!はぁー

先生!っっっ



はい!はい!

どうしました?

えっ?なに?なに?

ちゃんと息して!

えっ?大丈夫?

深呼吸して。



あの…こんな手術の前のお忙しい時に、色んなことが決まった後なのに、こんなことを言って、ほんとーに申し訳ないんですけど💧💧💧

(本当になきそうになってました)


前回の診察から、

私、ホントにホントに、

頭が腐りそうなほど、

色々、いっぱい、いっぱい

えたんですけど…


やっぱり



全摘

してください




全部

取っちゃって下さい



先生はちょっとの間、カルテ(画面)を見つめて、何も話しませんでした。


そして、すぐ笑顔で、


あっ、それをお話してくださるの、緊張しちゃってたのね。

大丈夫?深呼吸して…


うん、そう…


と、私の左胸の写真を大きく出してくださいました。


〇〇さんのお胸ね、

ここが1番大きいがんの部分。

もしかしたらー?って言うのが、ちょっと見えにくいんだけど、この乳頭の下あたり。だから、部分摘出となると、こういう感じでメスを入れて、このがんの周りを1.5cmくらい、大きくしっかり取って行きます。

そうなると、お胸を残せるのはこの下のあたりなのね。


前回の診察のあと、われわれのカンファレンスで「これ(乳房の下のあたり)を残す意味は?」って話も出てね、この乳頭の下あたりも、がんだったら、乳頭も残せないからねぇ。



うーん、

🖥️👀

〇〇さんの場合、

私も全摘を

お勧めします。

その方が良いと

思います。


っておっしゃったのです。


私はホッとしたというか、自分の気持ちと先生のご意見が一致して、「はぁー」と変な声が出て、ヘナヘナと力が抜けてしまいました。



先生がそうおっしゃってくださって、今まで気持ちがグラグラしましたけど、決心出来ます。


全摘でお願いします。

もう迷わないです。



そうしたら、先生が、


あっ、でもぉ、

麻酔かける直前まで

迷ってても、私、大丈夫よ。

麻酔の前に、

やっぱり残してー!

部分でー!

って言われても、

ギリギリまで

変更出来るからねー🆗☝️


って(笑)

ここまでの緊張を吹き飛ばすように、おっしゃってくれました。


そこからは、用意していただいていた、手術説明書を急いで書き換えています。


ちょっと待ってねッ!

(カチャカチャカチャ)

こっちは黒、こっちを白

と、🖥️部分摘出から🖥️全摘出に書き換えくださっています。


この後、☆☆先生の診察を待つ方々にも、私が時間を食ってしまって申し訳ない気持ちが沸いて、私もだんだん早口です。


それでも、全摘にすることで、

がんをしっかり切り取れること

手術後、放射線治療がないこと

は、私にとって大きなメリットです。


手術説明書を作り直しながら、手術について説明していただき、手術後の後遺症などについても、説明していただきました。


まだまだ想像がつかず、いったいどのくらい、痛かったり不自由だったり、腕が上がらなかったり、もしかしたら起き上がれないほど辛かったりするのか、検討もつきません。


後遺症も、ありとあらゆる場合を想定して書かれていますから、全部の症状が出たら、9月からのお役目再開は難しそうでした。


さて、次は、放射線科に行って、マーキングの予約です。


診察室から出て、乳腺科の看護師さんから先ほどの説明書等を受け取ったら、

「今日はもうお会計済ませて、終わりですね。」

と言われました。


そう!

部分摘出だからマーキングが必要だったので、全摘出ならマーキング不要なのでした👏


少し晴れ晴れした気持ちで、病院を後にし、どこか眺めの良い所で、冷たい飲み物と、少しのサラダくらいなら食べたい気分になっていました🥤🗿🌁🗽🥗