青藍の食事は意外なほど美味しく、流迦は並べられた食事を全て平らげ、満足そうに見つめる青藍に小さく微笑んだ。
そして冷めたカフェオレを口に運びながら、ふう、と息を吐いた。
「美味かったか?」
「うん、とっても」
青藍が目の前の食器を片付けようとするのに慌てて流迦も自分の食器を重ね、流し台へと運ぶ。
「青藍、料理上手なのね」
「こっちに来てからな。風矢が味に五月蠅くて堪らん」
ザー・・・と水を流しながら、手際良く青藍は食器を洗い上げて行く。
その流れる水を見つめ、流迦はハッと顔を上げた。
「まさか、涼さまや鴻さまも」
「勿論。緋冴もいる」
「皆どこに・・・・」
「燦を探してる」
綾迦がカチリ、とライターに火を付け、上手そうに煙草を吸いながら答える。
そしてゆっくりと煙を吐き出すと、綾迦は流迦の瞳に眉を顰めた。
「燦がお前を庇った、と言ったろう。だが、あの時・・・・実際誰もその場面を見て居ない。私たちが駆け付けた時には、消えて行く燦をかいま見ただけ。お前は泣き叫んでいるし、宥めるのに時間が掛かった」
「そう。あの時―――――風華祭の後の宴だった。いきなりお前たち2人の気配が消えた。幸いなことに、燦には隼が付いていたからな。隼が居ればだいたいの事はカタが付く。そう信じていた。だが・・・・・・燦はお前を庇って切られた。・・・・・・そう、陰の一族の神剣に、な」
綾迦の言葉を青藍が続け、流迦は黙って2人の話から記憶を呼び戻そうと必死になる。
――――――だめ、思い出せない・・・・
「陰の一族の剣が使われた時点で、私たちは土王を探そうとした。しかし、土王はおろか、闇姫までも忽然と姿を消した・・・・・・そしてお前は事もあろうに次の日に人間になる、と居なくなった」
「だからこそ、探しに来たんだ。そしてやっと探し出した。だが、何か変な術を掛けられて居たら、と言う懸念から。そして今の流迦の人間としての両親・・・・・調べ尽くしたところにお前が来た訳だ」
「出会ったのは偶然だろうが、風矢」
呆れた口調で青藍が付け足すと、綾迦は肩を竦める。
何だか足元がグラグラ、と揺れる感じがする・・・・。
流迦はそう思うと、ゆっくり椅子に座った。
―――――何が何だか、解らない・・・・夢の様な気がする。
ウン、偶然でしょ(笑)
そして冷めたカフェオレを口に運びながら、ふう、と息を吐いた。
「美味かったか?」
「うん、とっても」
青藍が目の前の食器を片付けようとするのに慌てて流迦も自分の食器を重ね、流し台へと運ぶ。
「青藍、料理上手なのね」
「こっちに来てからな。風矢が味に五月蠅くて堪らん」
ザー・・・と水を流しながら、手際良く青藍は食器を洗い上げて行く。
その流れる水を見つめ、流迦はハッと顔を上げた。
「まさか、涼さまや鴻さまも」
「勿論。緋冴もいる」
「皆どこに・・・・」
「燦を探してる」
綾迦がカチリ、とライターに火を付け、上手そうに煙草を吸いながら答える。
そしてゆっくりと煙を吐き出すと、綾迦は流迦の瞳に眉を顰めた。
「燦がお前を庇った、と言ったろう。だが、あの時・・・・実際誰もその場面を見て居ない。私たちが駆け付けた時には、消えて行く燦をかいま見ただけ。お前は泣き叫んでいるし、宥めるのに時間が掛かった」
「そう。あの時―――――風華祭の後の宴だった。いきなりお前たち2人の気配が消えた。幸いなことに、燦には隼が付いていたからな。隼が居ればだいたいの事はカタが付く。そう信じていた。だが・・・・・・燦はお前を庇って切られた。・・・・・・そう、陰の一族の神剣に、な」
綾迦の言葉を青藍が続け、流迦は黙って2人の話から記憶を呼び戻そうと必死になる。
――――――だめ、思い出せない・・・・
「陰の一族の剣が使われた時点で、私たちは土王を探そうとした。しかし、土王はおろか、闇姫までも忽然と姿を消した・・・・・・そしてお前は事もあろうに次の日に人間になる、と居なくなった」
「だからこそ、探しに来たんだ。そしてやっと探し出した。だが、何か変な術を掛けられて居たら、と言う懸念から。そして今の流迦の人間としての両親・・・・・調べ尽くしたところにお前が来た訳だ」
「出会ったのは偶然だろうが、風矢」
呆れた口調で青藍が付け足すと、綾迦は肩を竦める。
何だか足元がグラグラ、と揺れる感じがする・・・・。
流迦はそう思うと、ゆっくり椅子に座った。
―――――何が何だか、解らない・・・・夢の様な気がする。
ウン、偶然でしょ(笑)