とりあえず初めまして以外も書こうと思ってみたものの、何を書けばいいのかはまだ分かってないので、とりあえず好きな本の話でもしようかなと思いまして。

本って、話題になってるのを読むとか作家さんを知って読むとか、好きなジャンルをとにかく読む、とか色々選びかたありますよね。
私はわりと表紙買いしたりジャンルで調べて読んだりする方です。
何のジャンルか?
…かわいい女の子が出てくるやつ(自分でもわかってない)
まぁようするに女の子同士の恋愛ですよ。
いいですよね、なんか透明感ある感じが。

そんな私がはじめに読んだそういうジャンルは
宮木あや子さんの「雨の塔」でした。 
読み終わったあとはじんわり悲しくなってバナナマフィンが食べたくなりました。(無印良品で買った。)図書館で借りて読んでたんですけど、二回くらい借りて結局買いました。
二人が二組で完成してたあの感じがじわじわ崩れるのがすごく…素敵…って感じで……いいよね…(深刻な語彙力不足)
じっとりした雰囲気がまた素敵で、読み終わったあとに青空を見ると悲しくなってくるんですよ。
あと解説にも書いてあるんですけど、小物がそれぞれなんかお洒落というかかわいらしくて。私この本読む前はアーティチョークなんて言われても(なんだそれ)でした。
でも、すごく梅雨って感じの雰囲気(?)なので、可愛らしい雰囲気を想像してたらちょっとダメージ受けました。魔法少女アニメと思ってまどマギ見た時の人はきっとあんな気分だったんだと思います。
…え?雨の塔ってタイトルからして梅雨っぽい雰囲気はあった?…私ポンコツなんですよ…



二冊目はネットで百合小説だと聞いて買った桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸はうちぬけない」でした。

ちょうどこの文庫版を買ったんですけど、表紙からして可愛らしいんですよ。で、砂糖菓子なんて言葉も相まってもうこれは甘ったるい可愛い話なんだろうな、と思いました。
泣きました。
藻屑が…つらくて…もう…。甘い砂糖菓子…?あったよ…甘かったよ…。
まず一ページ目で海野藻屑という少女は死ぬってわかりきってるんですよ。辛いんですよそれが!
途中途中に挟まる山を登るシーンが不穏で…
最後はハッピーエンドで終わってくれ…って気分で読み続けてたんですけど、いやもう、ツラい…でも、綺麗な終わり方なんですよ。山田なぎさがこれからしっかり生きていくんだなぁ、と思うと娘が結婚する時の母親みたいな気分になるんですよ。あの子年上だけど。

桜庭さんはここから好きな作家さんになりました。「じごくゆきっ」もあれは百合に入ると思います。


え?宮木さんは読んでないのかって?
…あの…太陽の庭


をちょっと読んだんですけど…
中学生には早すぎるなって…もうちょっと大きくなってから読みます…