今日4月2日は、国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。
2007年に制定されたようで、もう16年にもなるんですね。
それで昨日、ヤフーニュースでその関連の面白いニュースを見つけました。
発達障害の一種「ASD」の「新しい予防・治療法」
詳しくは記事を読んで頂ければなのですが、以下ざっくりと、、
まずASDを発症する人の多くは胃腸や睡眠障害を併発しているとのこと。
胃腸にかんしては、腸内細菌（フローラ）が精神疾患にも影響を及ぼしているとのことで（！）ASDの症状を抑えたり予防するには腸内環境を整えることが大切なようです。
睡眠障害については人間の生物時計（サーカディアンリズム）の異常が発達障害・精神疾患にも関係しているのではないかという考えなんですね。
仮説としてはこんなかんじ、
妊婦であるお母さんのストレスやなんらかのウイルス感染により、胎児の脳に炎症がおきる→胎児の脳発達に影響→胎児のサーカディアンリズム異常→生まれた後、睡眠障害を発症→脳の発達に影響を及ぼしASDを発症
これは子供の発達障害の原因を探った研究ですが、今後ますます原因究明が進んで予防ができれば有り難いですね。
またこの記事では、脳内のセロトニン供給が不安定なために、
必要な量が必要な場所へ行き渡らないことも発達障害の原因の一つと考えているようです。
大人の発達障害の治療に役立つこれまた有り難い情報です。
ちなみに鍼治療では、一般的に鍼の刺激により脳がセロトニンを放出するのを助ける効果があるとされます。
セロトニン放出に効果のあるツボもいくつか発見されているようなので、ぜひ取り入れていきたいところです。
あと最初のほうに書いた、腸内環境を整えるという点ですが、
こちらも鍼治療において様々なアプローチで可能かと思います。
いやーしかし、ちょっと思ったのは、
妊婦さんが受けるストレスで炎症が広がり、胎児の脳発達に影響がっていう仮説、、これはなかなか考えさせられます。。
ストレスのない日常なんてないですからね。。
まあそれでも、このストレス社会に生まれてしまった以上、
なんとか生きていかなければならないのでね、、
せっかくなので、東洋医学でのストレス解消法をこちらにご紹介します。鍼治療もストレスには有効ですが、もっと身近に自分でできるやつですね。
ご存じの方も多いとは思いますが、、
東洋医学では陰陽五行といって、木・火・土・金・水のループが存在します。
木の摩擦で火が生じ、火が灰となって土となり、土の中で金属が生まれ、金属に水滴が生じ、水は木を育てる、、というループですね。
そして、この５カテゴリーは人間の感情にも当てはめられてて、
怒り→ 木
喜び→ 火
考えすぎ（同情）→ 土
悲しみ→ 金
恐怖→ 水
となっています。
ちなみにこのサイクル、打ち消す関係のループも存在してて、
水は火を消す、火は金属を溶かす、金属は木を切り倒す、木は土の養分を吸い取る、土は水を汚す
というように解釈します。
これを、抱え込んでいる感情に当てはめて、やっつけて（ストレス解消）してしまおうという考えです。
怒りが収まらない時。 怒りは木の要素なので、木を切り倒すべく金属のものを身に着けるとよいとされます。アクセサリーでも時計でもなんでもよいです。
喜びというと、別に問題ないと思われがちですが、
あまりに強い喜びは心を浮つかせ、動悸や不眠などの不調を引き起こします。そういった場合、火を消すのは水なので、水に触ったり、水がそばにあるところで静かに過ごしたりするのが有効とされます。
あれこれ考えすぎてしまう土の気質が強い時は、土の気を弱めるべく自然の多いところで、木に囲まれながら過ごすとよいとされます。木の幹をハグするのもよいですね。（花粉と虫には気を付けましょう）
悲しみの感情（金）が強いときは、その感情を溶かしてしまうべく、炎を見つめて心を落ち着かせるとよいとされます。
恐怖心（水）が強いときは、手で土を触ってみるのが効果的です。砂浜でもよいし、ガーデニングやちょっとした家庭菜園でもなんでもありです。土を触ってみましょう。
ASDの話からだいぶそれましたが、苦笑
中国うん千年の古くから伝わる東洋医学をベースとしたストレス解消法をご紹介しました。
お金もかからないし、なかなかおすすめです(笑)