午後４時５５分、閉店間近な赤レンガカフェ。
と、何やら思い詰めた表情の中年男性客が来店。
「じゃがポックルを売っているお店探してるんですが・・・」
「買って帰らないと家族に殺されるかも」とは言っていないが、
表情が十分に語っている。
大追跡捜査はこうして幕を開けました。
ちなみにこの捜査に関わったスタッフは総勢６名、平均年齢57歳。
内訳は、ボランティアガイドさん３名・ツアーコンダクター１名・
パーラー１名、そして管理人S。
早速捜査開始！情報誌をめくる、電話をしまくる、パソコンで検索する、
札幌の印象などを聞きながら時間稼ぎする、etc・・・。
みんな夫々に八方手を尽くしての大捜査網。
・・・にもかかわらず、ホシの足取りは全く掴めない。
時間だけが無情に過ぎていく・・・。とうとう打つ手なし状態。
時効成立、迷宮入り確定だ。
”超人気商品で超品薄”ということで納得していただけただろうか？
が、かなり悔しい思いを共有する。
「赤レンガカフェなら何とかしてくれる」ってとこを
お見せしたかったのに・・・。
残念無念。
二日後、くだんの男性、満面笑みを浮かべて再び来店。
「昨日たまたま立ち寄った狸小路の小さな店に売ってたんですから」だって。
「これから空港に向かうのですが、皆さんの親切にお礼が言いたくて・・・」
本日活動のガイドさんたち、口を揃えて
「買えて良かったですね！
お気をつけてお帰り下さい。また札幌でお会いしましょう！」
とっても気分晴れ晴れの管理人、
「早くみんなに報告してあげなくちゃ！」
“それにつけても♪”( (C)Meiji )「じゃがポックル」って、なんでこんなに
人気があるんだろ？と、一人納得のいかない “スナック菓子嫌いの管理人”
であった。
