中医学不妊症の話

不妊症の治療方法は多様です。治療法に定法がなくて、非常に難度が高いものです。

不妊症は難治の疾病であす。病因狼1号 ?病機も複雑です。できるだけ基本に忠実に理解しやすいように解説したいと思います。少し言葉が難しかったりしますが、用語解説をご覧になり理解してください。今まで治療の現場でやってきたことを抜粋し解説していきたいと思います。しかし、この情報が全てでないことを理解し中医学の治療を実践してみてください。

精管通過生涯の場合 ：過去に感染症を経験している人が多いといわれています。例えば、淋菌に犯された経験がある?最近では多いクラミジアによる感染などがあると精管の通過障害起きます。感染症によって、精管の静脈血管が炎症を起こして異常が発生したということになります。 中医医学では、気滞血おと弁証されることが多いと思います。造精能力に問題がある場合 ：頃、造精能力に問題がある若者が増えてきています。環境ホルモンによる汚染からきているとする説もあるくらいです。そう考えると造精能力が少ないので狼一号 「補中益気湯」の使用は考えられません。つまり、腎陽虚のために精子の数が少なくなっているので、このままの状態が続くとインポテンツになる可能性があります。

肝胆湿熱：陰部に湿熱がある！暴飲暴食などの飲食不摂によって生じた湿熱が、三焦という膜状組織に溢れて肝の疏泄機能を失調させ、下注して肝経や胆経上に異状が生じます。外陰部のことで陰嚢の汗もこしけもインポテンツも皆湿熱が下注して陰部に停滞して発症します。従って三焦に湿熱があるだけでは肝経湿熱とは言わず、陰部に問題を起こしてはじめて肝胆の湿熱といいます。この湿熱が命門の火を取り囲んで上から覆い被さるようにして閉じこめているのでその命門の火が動けなくなって生じる内熱で精子を殺してしまうという死精子症が発生します。治療処方は、この湿熱を除くのに「竜胆瀉肝湯」あるいは「知柏地花痴 黄丸」を用います。苦寒の清熱薬が多いのでその症状が改善できたら直に服用を中止すべきです。そうでないと、身体の陽気を逆に損傷することになります。

前提に腎の不足がありそれには、「陽虚」「陰虚」がありますが陽虚はその治療が難しく陰虚の方が治癒率が高いと思います。酒の飲み過ぎや食べすぎなどがあって体内に停滞する「湿熱」や脾気が弱くて代謝不良による「痰湿」が精子をつくる作業の邪魔をする、或いは折角つくられた精子が気血不足のため活動できないということになります。男性不妊にはまず腎がからみます。かりに気血不足で疲れやすい?皮膚につやがないなどの症状があって気血不足の状態があっても腎経の治療をしなければ効果が現れにくいと思います。