競技そのものよりも開会式好きなもので😅

アルベールビル五輪の開会式は私の中では好きな開会式のひとつ(今見返すとやっぱり古いなというところはあるけれど)なので当然今回も期待。大抵3割くらいのキモい感、フリークス感を入れてくるのはおパリーの常だと思っていたが、これだけ子供を含めて世界中の人が観ているスポーツの祭典で、なかなか想像以上に攻めてくるのでこっちが驚く。これがアメリカとかだとかなりブレーキかかりそう。ここがピューリタンとカトリックの違いか。それにジョセフィンベーカーの昔から本場アフリカンなノリが大好きなのねおパリーの人って。

長所:
攻めの姿勢
やや前衛寄りなビジュアルと音楽
色彩感覚の鋭さ
ホンモノの西欧文化の伝統がベース
コケティッシュ
粋さ
抜け感
アフリカンビートの音楽とダンス

短所:
ひとつひとつの要素が長尺過ぎて間延びする、
脈絡のなさ(これが粋さや抜け感に繋がってはいるのだけど)
映像の切り替えやキャプションの不備(今回NHKのアナウンサー2人も準備不足というか分かっててやってない感ありありのダメダメだったので更なるフラストレーション増し)

好きなシーン
ピンクのポンポンの色とふわふわ感
長い棒の先の人たちのアクロバットとコスチュームの色彩と風なびき感
長い手足と美しい筋肉の男性オペラ座エトワールの、中世的な振り付けとコスチューム、軸のしっかりした伸びやかでしなやかなダンス
橋の上のピアニストのリリカルな演奏
イマジンとフランス国歌とハバネラを歌った歌手たちの声質、もちろんセリーヌの愛の讃歌も
シルバーのロボット馬に乗って川を滑るシルバーの謎の人
おネエ大集合、彼らのカンの良さというかアピール力
アヤナカムラのバックダンサーの左前の子の動き
終盤の川上のアフリカン+テクノな高速ダンス
三色花火
コンシェルジュリーの首なしレディたち、火炎、火花、赤リボンの量と細さと色