TVナレーター 阪井あかねOfficial Blog -1045ページ目

私信

テクニックやスキルを使うことの問題は、心がないこと。

お金そのものには人格がないし、権威も然りなのでしょう。
だからそれを持つ人の心が問われているのかなと思います。

心を空洞にする。
あるいは、傷ついた怒りをパワーにする。
そんな生き方をしていると、一見器用に
あるいはパワフルに世の中を渡っているように見えるけれど…。
限界を見たときの心の空虚さは計り知れないだろうなと。

私は子供の頃から比較的そういったことに翻弄されてしまう傾向があり
たくさん泣いて来ました。

どういうわけか
若い頃は優しさを疎ましく感じたり、温かさを嫌悪したり。

今思えば自分に自信がなく
愛が怖かったのだと思います。

様々な挫折があり
自分というものを知りたくて、いろんな勉強をしました。
良書は小さな手鏡のように本質に続くその時々に必要なヒントをくれました。

心の目が開かれると見えなかったものが見えて来るようになるのでしょうか。
私を信じ変わらぬ愛情をくれた存在を実感出来ると、心は喜びや愛情で溢れてくるのだと。

人にはいろんな乗り越えるべき課題があるんですね。

知識そのものよりも、それを使いこなす知性が磨かれて行くこと。
そして何より愛ある人になること。

眠りに落ちる少し前、夢と現の狭間でそんなことが降って来ます。