あの日から23年の時が流れ
こうして今朝も新聞に目を通しながら
辛い目に合われた方の言葉に涙する
23年経っても
そこで立ち止まったままの気持ち
そこから立ち上がり
新たな気持ちで進もうとされる方
それぞれの置かれた立場での
悲しみと葛藤を目にするに
改めて大きな被害もなく
日常に戻れたあの日の幸運を
心から感謝する
感謝しながらも
何処かで後ろめたいような
申し訳ないような
そんな気持ちも心過るが
結局できることと言えば
忘れないこと
これしかないと思う
どれだけの時が流れても
残された方たちの悲しみは
決して癒されることはなく
この先も背負い過ごされる
先に逝かれた方たちを悼み
残された方たちの悲しみを
忘れないでいよう