特別なことはしない
思い出す日
忘れない日
神戸にいて経験した大震災は
身を持ってその恐怖を味わった
幸い自宅マンションは一部損壊で
大した被害は受けず
親戚や親しかった人たちも無事だった
20年の時が流れ
今では街を歩いてもその痕跡は見当たらない
自宅近くに空き地があり
そういえば地震で崩壊した後そのままだと
思い出すくらい
6年前の東日本大震災
テレビの前で震えながら見つめていた
地震と津波と
その後に知る原子力施設の被害の実態
自然の脅威の恐ろしさに
又人の手で作られたものが引き起こした
とてつもない恐ろしい様
故郷に残る方
新しき地に去る方
どちらも茨の道
子供たちへの理不尽な陰湿ないじめ
頑としてそびえる原発施設への恐怖
今も探し求める残された方々
あの美しき東北の町々はすっかり変わった
この先どうなっていくのか分からない
私たちは何をすればいいのか
何かすることがあるのか
出来ることがあるのか
結局は見てるだけの人でいるジレンマ
でも唯一出来る事
忘れないこと
思い出すこと
祈ること
毎年それだけは・・・・・