玄武書房の営業部に勤める馬締光也は、独特の視点で言葉を捉える能力を買われ、新しい辞書「大渡海(だいとかい)」を編纂する辞書編集部に迎えられる。個性的な編集部の面々に囲まれ、辞書づくりに没頭する馬締は、ある日、林香具矢という女性に出会い、心ひかれる。言葉を扱う仕事をしながらも、香具矢に気持ちを伝える言葉が見つからない馬締だったが……。(映画.com) 





以前よりももっと言葉の意味を考えるようになった今の自分には興味しかない作品だった

あと松田龍平さんが出てる作品は結構好き







馬締の考えた 恋 の語釈が 



こい【恋】 (舟を編む:大渡海)

ある人を好きになってしまい、

寝ても覚めてもその人が頭から離れず、

他のことが手につかなくなり、

身悶えしたくなるような心の状態。 


成就すれば、天にものぼる気持ちになる。



好きになり、ではなく好きになってしまい、

という表現が好きだな


恋をしたことがある人はたぶん、

恋に落ちるという言葉も思い出すよね




後半、分かる、けど

じゃあ片想いにはなんて書いてあるんだろうと思ったので、



かたおもい【片想い】

一方だけが恋い慕うこと。相手は何とも思っていないのに、自分だけが恋い慕うこと



分かっちゃいたけどだいぶ現実突き付けますね。辞書に優しくしてもらう必要はないね





実際の辞書には恋とはなんて載っているか調べたら意外、



こい【恋】 (広辞苑)

一緒に生活できない人や亡くなった人に強くひかれて切なく思うこと。

また、その心。特に、男女間の思慕の情。



今ここに居ない人に対してなんだ、

恋って単純じゃないのね







Filmarksの感想で用例採集という言葉を初めて知りましたっていうコメントを見たけれども、わたしも初めて知りました。

今まで雑多にメモしていたけれど、

描写にあった用例採集みたいにちゃんとまとめて書きましょう、そうしましょう







下宿先のタケおばあさんがケラっと

若いんだから吐くまで飲みなって言っているのとか、でもその後自分はさらっと退室する所とかいいなあ、ああいう人近くにいるのいいなあ、

ぜひそんな大人になりたい。


何より馬締が辞書を作り始める辺りで

人との関わり方に悩んでいた時、


"他の人の気持ちが分かんないなんて当たり前じゃないか〜、分かんないからその人に興味を持つんだろ、分かんないから話をするんだろ"


おっしゃる通りですね

言葉にしてくれて気持ちがいいな

こういうケラケラっと話しを聞いて、

話しをしてくれる人好きだな。







大渡海出版を目前にして血潮という言葉が見出し語から抜けていた、というシーン

私は充分情熱が足りていると思って観ていたけれども、よく考えたらこれだけ編集の人手が増えて全員が同じ情熱、というわけにはいかないもんね、、ナイス描写


血潮以外にどういう言葉の候補があったんだろう、私だったらどの言葉をこのシーンに当てはめるかな

思いつくには私の脳内辞書の見出し語が不十分すぎるね、、





一応、血潮の意味を調べたら



ちしお【血潮】

1 潮のようにほとばしり出る血。

2 体内を潮のように流れる血。

激しい情熱や感情。



2の意味合いの方が強く印象にあるなあ。





ただ、たまたま見つけたnoteの記事にあったのが、第二版の広辞苑には 流れ出る血 としか載っていないそうで、第何版から掲載されるようになったんだろう、全版を見比べてみたいけどそういうサイトか、もしくは全部揃っている図書館ないかな

とりあえず広辞苑の第一版をYahooフリマで見つけたので書いました



そもそも辞書によって意味のニュアンスが違うなんて知らなかった。考えたこともなかった。

そりゃそうだよね出版社が違えば携わる人間が違うんだから個性出ますよね

人間みたいでいいね







本当に最初は馬締が不器用すぎてコミニュケーション能力が低すぎたけど、

真逆なタイプの営業力が高く外交的な西岡みたいな人が近くにいると良いよね

なんなら歩み寄りは馬締の方からの不器用アシストなのがわたしは好き笑




私は断然序盤の西岡みたいな人間だから外交的に見える人間になっているけれども、

もちろんそうなるべくしてなっているけれども、今後は内側もたくさん埋めていきたいですね。