衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦 

世間一般の人々が、災難苦難、災厄に見舞われて、
数々の苦悩が、身に迫ってきたとしても、
観音の摩訶不思議な智慧と宇宙の法則により、
高次元領域とシンクロニシティを呼び起こして、
必ずや、世間一般の苦悩から、救い出されるでしょう。



具足神通力 広修智方便 十方諸国土 無刹不現身

3次元物質界の人智の及ばない
摩訶不思議な宇宙の法則を伴っていて、
私たちの想像も及ばないほどの智慧を働かせて、
途轍もなく広大無辺な宇宙の多次元領域の世界において、
観音が、その身を現さないということは、全く持ってありません。



種種諸悪趣 地獄鬼畜生 生老病死苦 以漸悉令滅

種々様々な悪想念のアンダーグラウンドな世界、
メビウスの輪に閉ざされた苦悩と
尽きることの無い飢餓の地獄のような世界、
輪廻転生という尽きることの無い
老いと病と死の連鎖による世界の、
どのような苦悩の世界からも、ことごとく、
解き放たれるでしょう。



真観清浄観 広大智慧観 悲観及慈観 常願常瞻仰 

真実の目で観て、清廉清浄なる目で観て、
偉大なる智慧である宇宙の法則を通した目で観て、
あらゆるすべてのものを悲しみ、慈しむ目で観通しながら、
いつでも願い、いつでも祈り続けることが肝要であります。



無垢清浄光 慧日破諸闇 能伏災風火 普明照世間

清廉清浄なる魂の光は、いつ如何なるときにおいても、
霊的太陽に照らされて、諸々の悪想念の闇を引き裂き、
必ずや、風火のような悪想念の災いを防ぎ、
どこまでも果てしなく、私たち一人ひとりを照らします。



悲体戒雷震 慈意妙大雲 
じゅ(樹のひだりがみずへん)甘露法雨 滅除煩悩焔 

観音の悲しみが表に現されて、
雷が震えるような戒めとなり、
慈しみの心が、絶妙な大雲のように、
あらゆるすべてのものを包み込み、
宇宙の法則のもとに恵みの雨が降り注ぎ、
煩悩の炎を消し去ってしまいます。



諍訟経官処 怖畏軍陣中 念彼観音力 衆怨悉退散 

訴訟を起こされ裁きの場所に赴いても、
争いの群れの中にいて、不安と恐怖心で
押し潰されそうになっていても、
彼の観音の力を念じるのであれば、
あらゆるすべての怨念や悪想念は、
ことごとく、退散してしまいます。



妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念

観音に、あなたの周波数を引き上げ、合わせることによって、
摩訶不思議な音に包まれることになります。

それは、自我を超えた、無我の境地に入り、
永久不偏の精錬清浄な魂の声であり、
寄せては返す海の潮騒のように安らかで清涼な、
うねりとゆらぎの音を耳に聴くでしょう。

それは、世間一般の雑音から、遥かに遠く離れた、
深淵なる宇宙根源の光から発信されている音です。

このことが実際にあるのですから、
常日頃から、観音を心に思い描いていることが
肝要であります。



念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙 

心に疑惑の念を起こしてはなりません。

観世音菩薩という、清廉清浄な偉大さは、
あらゆるすべての苦悩や死、災厄において、
必ずや、心強い味方となるでしょう。



具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼 

観世音菩薩は、あらゆるすべての学びを完成されて、
慈しみの眼によって、私たち一人ひとりを見守られています。

その福徳と祝福とにおいては、
海のように深く、計り知れないものがあり、
それは、私たち一人ひとりを高い周波数に上昇させてゆきます。

このようなことでありますから、
観音を礼拝し、供養することが肝要であります。



爾時 持地菩薩 即従座起 前白仏言 

そのとき、高次元領域と3次元物質界の仲介者であります、
持地菩薩は、即座に身を起こして、仏陀の前に出て、申し上げました。



世尊 若有衆生 聞是観世音菩薩品 自在之業 
普門示現 神通力者 当知是人 功徳不少

尊きお方よ、この観世音菩薩について
教え説かれる内容で聴かれます、
自由自在に宇宙の法則を働かせ、いま・この瞬間に、
ありとあらゆるすべての人と場所に現れます、
摩訶不思議な魔法を呼び起こすお方について、
まさに、これを信じる人は、その福徳と祝福とは、
決して、少なくないのであるということを知る必要があるでしょう。



仏説是普門品時 衆中八万四千衆生 皆発無等等 
阿耨多羅三藐三菩提心

仏陀は、この普門の内容を教え説いたとき、
そこに集まっていた八万四千というほど多くの人々は、
私たち一人ひとりが、比較する必要もなく平等であるという
悟りの境地に想いを抱き、心を躍らせたのです。



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