天御中主神について

古事記の上巻に出てくる主な神々は、以下の通りです。

別天(ことあま)つ神五柱(いつはしら)独神(ひとりがみ) 
・天之御中主神(あめのみなかぬし)→独神、天原の中心の神 
・高御産巣日神(たかむすび)→独神、生成力の神格化 
・神産巣日神(かみむすび)→独神、生成力の神格化 


以上を造化の三神というが、いずれも「独神」(対となる夫婦神を持たない神)として成って、そのまま身を隠したという。
その次に、国土が形成されて海に浮かぶくらげのようになった時に以下の二柱の神が現われた。
この二柱の神もまた独神として身を隠した。

宇摩志阿斯詞備比古遲神(うましあしかびひこぢ)独神 
・天之常立神(あめのとこたち)独神
 

これら五柱の神を、天津神の中でも特別な存在として「別天津神」と呼びます。

別天津神の次に神世七代の神が現れました。
・国之常立神(くにのとこたち)独神、国土の根源神 
・豐雲野神(とよくもの)独神、 
・宇比地邇神(うひぢに)と妹須比智邇神(すひぢに) 
・角杙神(つのぐひ)と妹活杙神(いくぐひ) 
・意富斗能地神(おほとのぢ)と妹大斗乃辨神(おほとのべ) 
・於母蛇流神(おもだる)と妹阿夜詞志古泥神(あやかしこね) 
・伊邪那岐神と伊邪那美神男女の神、夫婦


最も初期に誕生し、その神性も特別扱いされる別天津神は、本来ならば天照大神(あまてらすおおみかみ)を凌駕するはずです。

天照大神を高天原の最高神であるとし、またその子孫であると主張することによって自らの王権を権威付けたい天皇、ひいては朝廷にとって、これはいかにも都合が悪い。
この矛盾を解消するために、古事記・日本書紀編纂の過程において別天津神は隠れたことにされた、と考えることができるだろう。
つまり、存在はするが影響力は持たない“別格”としたのである。

ちなみに、伊弉諾尊(いざなきのみこと)は素盞嗚尊(すさのおのみこと)を黄泉の国へ追放した後に身を隠しているし、伊弉冉尊(いざなみのみこと)は天照大神が生まれる前に亡くなっているため、やはり天照大神の最高神としての地位を脅かすことはない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

幣立神宮の由緒によれば、6千年前に天御中主大神(人格神)が現れました。

ムー大陸の滅亡の後、第三の世界の初代の神です。
活躍している世界が、天照大神の第四の世界とは違いますから、上記の文章に書かれているように、「この矛盾を解消するために、古事記・日本書紀編纂の過程において別天津神は隠れたことにされた、と考えることができるだろう。」という指摘は、外れていると思います。

「別天津神」とは、別の世界の神という意味です。
 別格ではなくて、先史の文明を築いた神です。

 縄文時代3000年前に、ノアの洪水によって滅びた第三の文明ですが、この高千穂の地は、その天変地異の影響を受けなかったのではないかと考えています。

幣立神宮の天神木がそれを証明しています。

この時の伝承が、高天原である高千穂に残っていて、この伝承を古事記に取り入れたために、上記のような文章になったのだと理解しています。

さて、この天之御中主神(あめのみなかぬし)さんは、どんな人なのでしょうか。
以下、私の想像です。

竹内文書 によりますと、ムー大陸の滅亡時、これらの島では五色人(白人・黒人・赤人・青人・黄人)と王族の黄金人が暮らしていましたが、天変地異で沈んだため、天の岩船で日本など太平洋の沿岸域に避難したとされています。

日本における天皇家はムーの黄金人の子孫であるとし、日本人こそムーの正統であるとしていました。

≪この竹内文書につきましては、トンデモ本扱いですが、その内容の一部には、面白そうな内容があり、興味を持っています。≫

竹内文書によれば、天神七代(宇宙開闢で神々が活躍した)の後、「天浮船」に乗り宇宙の彼方から神が降臨し上古二十五代の時代をつくります。

そして、超古代文明が栄えるが、末期の内部抗争により地球に大異変がおこる。
その後、ウガヤ朝七十三代時代となりますが、引き続き異変が起こり、ウガヤ朝は滅亡します。
不合朝の最後の天皇が神倭朝の初代神武天皇であると書かれています。

また、越中富山が、日本だけでなく全世界の中心であった。
また、ムー大陸やアトランティス大陸を連想させる二大陸や、世界には「五色人(黄人、赤人、青人、黒人、白人)」が存在したと説いています。

幣立神宮が、五色人をお祭りしていることも、ムー大陸との関連があることを示しているのでしょうか。



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◆幣立神宮の五色神面

この、天之御中主神(あめのみなかぬし)さんを想像する時、ムー大陸から逃れてきた王族ではなかったかと思うのです。

その5 ジュディス・カーペンターさんの話 でも、書かれていますが、

「そこは高天原の中心の皇祖発祥の神宮といわれ、太古の昔から世界人類の祖神を祀ったとされています。そして、これを実証する数々の証の一つとして「五色神面」と呼ばれる、世界人種の祖神を形どった木製の彫像面が奉納されています。

 この五色神面の五色とは、世界の五大人種の肌の色を表したもので、その起源とされているの黄人(アジア系)です。そして、その後彼らの子孫が世界各地に広がり、その風土や気候などに影響を受け、赤人(ネイティブ・アメリカン)、青人(アジア南部)、白人(白人系)、黒人(黒人系)、へと派生したといわれています。」


この黄人(アジア系)の子孫が、世界各地に広がったのだとすれば、幣立神宮は、世界人類のふるさとということになります。

天御中主神を祀ってあるという事実は、この意味を表しています。

太古には、世界人類のふる里として、親しくここに集い、その繁栄を、親神様に祈りました。
このお祭りが蘇ることが、幣立神宮の親神様の願いだと思います。



天神木のブログ より