総合病院の泌尿器科の

父の主治医である先生と

1対1で30分程お話しさせていただいてきました

今現在の4時間毎の自己導尿

その他の自排尿の記録を付け続けること

父自身が導尿時間に気を使っているため

実際には眠っている時間があっても

眠っている実感を得られずに

疲れきってしまっていること

また食欲も一層落ちてしまっていること

父だけでなく

母や私が心身共にギリギリのところで

毎日を過ごしていること

全てを先日のお手紙で伝えさせてもらっていました

私は先ず

このままの状態で自己導尿を続けても

今以上回復する見込みがないのであれば

ここまで本人も家族も神経を使って

ボロボロになるまで続けることに意味はないのでは?

そう先生に質問しました

その答えは…

「これから先

自己導尿を続けていることによって

自排尿の量が増えることはないと思います

それでも今自己導尿を続けてもらっているのは

セルフカテーテルを使用することは

留置カテーテルを使用するよりも

感染症を起こす可能性が低く

そのことにより

腎臓の機能を守るためです」

留置カテーテルの時の尿検査の結果の数値と

セルフカテーテルの時の尿検査の検査の数値を

見せて下さり

とても分かり易く説明して下さいました

また

もしもデイサービスの内容を見直して

理学療法士さんに歩行訓練をしてもらったとしたなら

膀胱の筋肉が少しでも回復するのかどうか

質問しました

答えは…

「下肢の現状については

あくまでも胸椎黄色靭帯骨化症の影響であって

前立腺肥大症による歩行困難ではないので

仮に

デイサービスの内容を見直すとしても

泌尿器科の医師として

診断書を書くことは出来ません

もしも

それでもご家族が希望するのであれば

介護認定を受ける際に

診断書を書いて下さったその医師に書いていただいて下さい

ただし

理学療法による歩行訓練を受けたとしても

そのことにより

膀胱の筋肉強化に繋がるとは

考えられません

お父様の年齢から考えると

今現在とてもお上手に自己導尿が出来ていること

感染症の心配がないこと

そのことが

一番ベストな状態だと考えられます

そして

この先少しずつ自排尿の量が減り

いずれ

間欠式バルーンカテーテルに尿バッグを接続することになるでしょう」

私自身…

想像していた結果だったのですが…

特定疾患の手術を受けてから8年

今まで自力で歩くことが出来ていたことだけでも

感謝するべきことなんだと…

そう思っていても…

ちょっと力が抜けてしまいました

人の前で泣きたい時に素直に泣くことが出来ない私が

思わず泣きそうになった瞬間がありました

それは…

私自身が納得出来るまで

とても丁寧に先生が説明して下さった後に

看護師さんが泌尿器科の中の待合室に呼んで下さって

「先生は医学的に

今の自己導尿を続けることがベストだと説明なさっていましたが

私達はお父様とお母様がお二人で受診なさっている姿を見ていて

何をお聞きしても『大丈夫です』としか

お答えにならないお父様を心配しておりました

そして

その分ご家族のご負担が多いのではと

そう心配しておりました

いくら今の自己導尿を続けることがいいことであっても

ご本人もご家族も心身共に追い詰められてしまっては

何の意味もなさなくなってしまいます

受診の予約日以外の日でも構いませんので

いつでもご相談下さい

私達はいつでも

ご家族のお話しをお聴きすることが出来ますから

どうしても無理だと感じた時には

ご遠慮なく仰って下さい」

私の目をずっと見つめながら

時間をかけてゆっくりと

そう話しかけて下さいました

今の私の『混合性不安抑うつ障がい』の一番の問題点は

心の奥深くにある

いつも泣き叫んでいる自分を

素直に表面に出してあげられないこと

そんな私の凍りついていた心の氷が

少しずつ溶け始めているようです

『想いのままに涙を流すこと』=『家族を守りきれなくなってしまう』

そう思い込み

今までひたすらに突っ走ってきました

苦しいことも

悲しいことも

毎日毎日

たくさん感じています

それでもやはり

今こうして

高齢になった両親と

そして

『高次脳機能障がい』という後遺症を抱えていても

ここに生きて

一緒の時間を過ごせるダンナ様がいてくれることは

とても幸せなことなんだと思います

『明日は当たり前のものではない』

そんな貴重な明日を迎えられることに感謝して

今宵は早めに休みたいと思います

長くなってしまいましたが

最後まで読んで下さったみなさまへ

ありがとうございます


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2016年7月28日(木)


今はもう

お借りしていた身体を
お返ししている父。


父は今でも変わらずに
うちや家族を見守ってくれていて

うちを大切にしてくれる人とは

ちゃんと逢って
くれています。(o^-^o)


片目で見ている空海さん🌻

念願のくずきり~💞