栃木・大田原市、小学6年生の女児を対象に子宮頸がんワクチンの集団接種 全国初

5月13日21時47分配信

フジテレビ


若い女性に急増している「子宮頸がん」をめぐり、栃木・大田原市では13日、小学6年生の女児を対象に、全国初となるワクチンの集団接種を行った。
子宮頸がんは、年間およそ1万5,000人が発症し、3,500人もの女性の命を奪っている。
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんで、今、若い女性の間で急増している。
しかし、唯一予防できるがんとも言われ、2009年から日本でもワクチンが発売された。
自治医科大学付属さいたま医療センターの今野 良教授は「リスクをワクチンによって、格段に、70%、80%に下げることができます」と語った。
しかし、保険が利かず、3回の接種で5万円前後の自己負担が必要となる。
女優・仁科 亜季子さんは、かつて子宮頸がんを患い、現在は啓発活動に取り組んでいる。
自らの体験をもとに、ワクチン接種への公的助成を呼びかけ、4月には民主党の小沢幹事長に直談判した。
仁科さんは「日本の女性のために、よろしくお願いしますと」と語った。
こうした流れを受け、栃木・大田原市で13日、全国で初めてとなる子宮頸がんワクチンの集団接種が行われた。
摂取を受けたのは、小学6年生の女子児童。
費用は、自治体が公費で負担する。
栃木・大田原市は、会見で「摂取率を上げるということでは、(集団接種は)非常に素晴らしいと思う」とコメントした。
しかし、仁科さんは「お隣の市はやってないとなると、差別になりますよね。将来的には国が公費で負担して、学校で女子は、中学校のお祝いに(ワクチンを)打っていただけるとありがたい」と語った。
イギリスやオーストラリアなど30カ国以上の国では、ワクチンは公費で負担されている。

最終更新:5月13日21時47分



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昨年私が『子宮全摘術、左卵巣・左卵管摘出術』を受けるにあたって、婦人科の外来受付の診察室の前の壁に貼ってある新聞で、『子宮頸がんワクチン』が2009年10月に日本で承認されたことを知った。


私自身は検診を受けた結果、子宮頸がんは見つからなかったが、このワクチンについての内容は待ち時間に読んでいた。


10代前半に接種を受けておくと、子宮頸がんを予防出来る効果が高いと書かれていた。


公費負担のある国での接種率は90%程度であるのに比べて、公費負担がない韓国などでの接種率は2~3%にとどまっているという。


このワクチンは、9歳以上が適応で、3回の接種で完了するワクチンである。


今回の大田原市での公費負担での集団接種が行われたように、今後、公費負担でのワクチン接種が受けられるようになっていくことを願っています。