人は四階建ての家に住んでいるようなものだと私はよく思っている。


しかし、大勢の人が地下で暮らし、自分たちの上により明るくて暖かで素敵な部屋が四階もあることに気づいていない。


この人々にとっては上の四階は存在してないのである。

存在を知っている者がいても、閉まっているので入れない。


彼らは階段をまだ見つけ出してないのである。

地下室と一階の両方に満足して住んでいる人もいる。


人生を送るうちに、上の方からもれている小さな光を見つけるかもしれない。


一旦霊的に目覚めさえしたら、ドアは開かれ、錠ははずされる。

ドアは再び閉められるかもしれないが、鍵がかかることはないのだ。


ということは、そっと押せばいつでも開くのである。



あなたの家の鍵、全部の階の鍵は、あなたの中にある。


外の世界に見つかるのではない。


内面の世界に入って初めて自分の真実の霊的本質がわかるのだ。


自分の家の階にある部屋のドアを開けて、光を入れることによって、私たちは本当の意味で光の中で生きることができるのである。