母が刑務所に送致され
落ち着きを取り戻した私は
N先生が見つけてくれた仕事を始めた


それは私が夢に見ていた保育園での仕事だった


事務員という事で採用されたけれど実質は1歳児の担任だった


資格も持たず定時制に通い
見た目がヤンキーの私を先生達は
受け入れる事に抵抗を持たれていたようだった



私を面接し採用を決定したのが園長先生だったので
直接何かを言われる事は無かったけれど聞こえるように嫌みは頻繁に言われた…


「定時制の子って頭が悪い」
「なんでヤンキーがおるん」
など…


これは仕方ないと思っていた
仕事で認めてもらえるように頑張ろうと毎日一生懸命に仕事をした


学校では
サッカー部のマネージャー
演劇部の部長
生徒会長と…
毎日が忙しく充実した日を送っていた…


つづく…