- 魔笛 [DVD]/ジョセフ・カイザー,エイミー・カーソン,ベン・デイヴィス
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ケネス・ブラナーによる、モーツァルトのオペラ≪魔笛≫の映画化作品です。
・・・・・だからねぇ、ケネス・ブラナーは、とにかくもう他はいいから、シェイクスピア映画を撮ってくださいぃぃ!!!
と思えて仕方がありません。
オペラ撮るくらいだから、オペラ好きなのかな?
ハリウッド映画とかもういいから。
今NO1シェイクスピア俳優&監督 なんだから、あなた。
時間がもったいないよ~~。
ファンは待ってるんだよ~~~。
第一次世界大戦の最中、毒ガスにより気絶した兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)の命を、夜の女王の侍女である三人の従軍慰安婦が救う。
慰安婦が去った後に目を覚ましたタミーノは、偶然居合わせたパパゲーノ(ベン・デイヴィス)が命の恩人だと勘違いしてしまう。調子に乗って話を合わせていたパパゲーノは、再び登場した慰安婦達に、懲らしめられてしまう。
慰安婦達はタミーノに、女王の娘パミーナ(エイミー・カーソン)が暗黒卿ザラストロ(ルネ・パーペ)に捕らわれたことを伝え、その救出を依頼。更には女王自らタミーノに魔法の笛を贈り、娘を取り戻して欲しいと懇願する。タミーノとパパゲーノは、パミーナを救うために旅立つことを決める。
パパゲーノは、ザラストロの城塞に侵入し、パミーナに女王の元に戻るよう説得する。一方、タミーノは、一人の男に城塞に迎え入れられる。タミーノは、男と長い間、語り合う。そして、ザラストロこそが平和を望み、そのために立ち上がった指導者であり、今、自分と話をしている男こそがザラストロ本人であることを知る。
ザラストロは、パミーナを解放。タミーノとパミーナの愛を確かなものにするための試練を与える。それはまた、平和な世界を得るための試練でもあった。
・・・・とあるのを読んでいただいただけでもわかるように、
設定からしてかなり変わっています。
中世が舞台のメルヘンチックな感じだもんね、もともと。
子供向きのオペラでもある一方、いくらでも演出で変えていくことのできるオペラでもあると言います。
それにしても・・・・・・・・「私たち、慰安婦」です。
なんて言わないから分からなかったんだけど、
あの三人のおばさま方は従軍慰安婦だったんですか!?Σ(゚д゚;)
このあたりから変な踊りを踊りだしたり、戦場が舞台だったはずなのに
妙な・・・・ええ、「妙」という言葉がいかにもぴったりな感じになっていきます。
配役は結構良かったと思うの。
夜の女王のアリアはもうちょっと! な感じだったけど、
特にパパゲーノが良かった♪
タミーノも恋に恋する若者って感じだし。
タミーノはパミーナの姿絵を見て恋に落ちるけど、
さすがに時代的に写真なんですね~。
絵ならいいんだけど
写真で恋に落ちる、というのに違和感覚えてしまったのは何でだろう。
演劇で一目惚れが多いのは仕方ないんですよ。そんなちんたら、徐々に恋に落ちていく過程描いていけないから。
でも、最近ってそういうのはあまりないから、昔ならいいけど現代に置き換えると
「一目惚れは分かるけど、写真に恋するってないだろ!」 ってなっちゃうのかな??
ま、そこはいいにして
パミーナは「え、私の写真を見ただけで好きになったの?」と、まだタミーノ本人に会ってないのに
恋に落ちる・・・・(だって写真も見てないよ) はあまりにも現金だよね(笑)
え、惚れられたら誰でもいいのか。
そういう人今でもいるけどさぁ(´・ω・`)
とか、思わず突っ込んでしまいました。
・・・・・なんて突っ込みたくなってしまうようなオペラ、というのは
そういうことを考えてしまう人にとっては「失敗」なんでしょうね。
ケネス・ブラナーはちょっとオペラの演出には向かない気がします。
単に合わないだけ?
特に斬新だから、初心者向けではないと思うんですよね。
レンタルDVD化してるから、手にとって観たけど、あ~やっぱりオペラは無理だ、ってなって欲しくないなぁ。
- モーツァルト:歌劇《魔笛》 [DVD]/レヴァイン/メトロポリタン歌劇場管弦楽団
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私が観た事あるのは、このメトの魔笛。
こっちは凄く良かったです~~。レビューはこちら 。
シェイクスピア映画を撮っている演出家なら、断然フランコ・ゼッフィレッリのほうがいいです。
彼はもともとオペラの人ですけどね。
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おお!リッカルド・ムーティ!
こういうのを残せるってところがDVDのいいところ♪