ヘンリー5世 [DVD]/ケネス・ブラナー,エマ・トンプソン,ポール・スコフィールド
¥4,935
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ローレンス・オリヴィエの『ヘンリー五世 』に引き続き、ケネス・ブラナー監督・主演の『ヘンリー五世』を観てみました!


↑のアフィリエイトには4935円と書いてありますが、絶版になっているようで中古しかありません。安い時には7000円くらいでもあるんだけど、今は2万円近く。


そしてこのDVD、レンタル化していなくって

どこ探してもないんですよーーーー。


wowowだかスターチャンネルだかでたま~~~にやっているのを見かけるから

そのためだけに入ろうかと本気で悩んだほど。


でも、アマゾンUKだったら確か日本円600円くらいで買えたので買っちゃいました♪

ほんと意味わかんないよね、この値段の差。



PCじゃないと観れないのと、このDVDは英語字幕もついていないけど

とりあえず英語できててよかったなと思った瞬間(笑)

でも、気付いてしまったのです。

そーだよ、私フランス語まったくわかんないんだよ!!!Σ(゚д゚;)


その箇所は特にお気に入りで、完全に翻訳が頭に入っている^^

ため、ちゃんと観ながら笑えたから問題なし。(?)



フランス語分かんないけど、エマ・トンプソンのフランス語はとても流暢なのは分かりました。

彼女もともと喋れるの??



・・・・・・・というわけで、BBCのシェイクスピアドラマ(37作品)も持っているから、

『ヘンリー五世』はDVD3枚持っていることになります。


何ででしょうね、好きだけども。

あっ、別に修論がこれだとかではないんですよ(笑)




前置きが長くなってしまいました~~~。

曾祖父エドワード三世によるフランスの領士継承権が正当であることを確認したンリー五世(ケネス・ブラナー)ほ、フランスへの進軍を決意し宣戦布告する。


そしてフランスに買収され、王の暗殺を企む三人の貴公子を処刑したへンリー率いるイギリス軍は、英仏海峡を渡った。


その頃ロンドンの居酒屋では、若きへンリーと放蕩三昧の生活を過ごしたひとりであるフォルスタッフ(ロビー・コルトレーン)が、彼に見捨てられたまま息を引き取り、その後、仲間のバードルフ(リチャード・ブライヤーズ)ニム(ジェフリー・ハッチングス)、ピストル(ロバート・スティーブンス)、そしてひとりの小姓(クリスチャン・ベール)が出陣し、やがて戦いの火蓋は切られる・・・・・。



フランス国王シャルル六世を演じるのはポール・スコフィールド

その娘キャサリンはエマ・トンプソン

語り手はデレク・ジャコビ

クイックリーはジュディ・デンチ



う~~~ん、豪華なこと!


豪華過ぎない!?


『から騒ぎ』や『ハムレット』もかなり豪華だったけど・・・・・。


ちょい役まで豪華キャストなとこがいいよね。意外なキャストにして、それが結構はまってることが多いケネス・ブラナー。





あっ、ロビー・コルトレーンってハリー・ポッターでハグリッド役やってた人ですよー。

もっと言うならこのケネス・ブラナーってロックハート役やってた人ですよーー。

ハリー・ポッターこそ豪華だよね!



オリヴィエ版でもフォールスタッフが登場しましたが、こちらでも登場します。



この二作品を見比べて誰でも気付く違いは、その暗さ。


冒頭から暗い。オリヴィエとえらい違い。

ケネス・ブラナー笑わないしね。とにかく暗い。


キャサリンへの求婚シーンくらいだよ、明るいの。


もともとオリヴィエのは第二次世界大戦中に作られて愛国心を高めようと作られたものだけど

ブラナーのは正反対となっています。


戦争万歳!映画は作れないよねぇ。


かなりの反戦映画となっていて、シェイクスピアの『ヘンリー五世』を正反対に解釈(現代的解釈と言っていいものか)しています。


戦争の恐ろしさをしっかり描いている。


戦場のぬかるみなどもしっかりと。



原作の解釈から言うと私はオリヴィエのほうかな、とは思うんですが

こういう描き方はアリだと思います。



最後の求婚シーンに救われるんだよね・・・・・・・・。



ただ、私はどちらかと言えばオリヴィエ派かな。



28歳の若さで監督・主演・脚本をやってのけちゃったケネス・ブラナー。

もうさあ、『マイティー・ソー』とか撮らなくていいから、シェイクスピア映画撮りましょうよ、と言いたくて仕方がありません。