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最近、フランス文学を読むことが多くなってきた気がします~。
なんでだろう?
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前々から読んでみたいなと思っていた『青い麦』。
先月古典新訳文庫で発売されたばかりなので、読んでみました
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毎年、幼馴染のフィリップとヴァンカは、夏をブルターニュの海辺で過ごす。
今年ふたりは16歳と15歳、思春期真っ盛り。
憎からず思っている二人であったが、思春期特有の感情のせいか、ぎこちない。
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そんなある日、フィリップの前に年上の美しいダルレー夫人が現れてから、
二人の間に影を落とすのだが・・・・・。
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タイトルもそうだし
舞台が海辺だし。
とにかく青!青!青!!!!!です。
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どんだけ青を意識してるのよ!
いくらなんでもしすぎでしょ!
誰だって気づくよ!
というくらい、しつこく青。
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フィリップがダルレー夫人に持っていく花も青だし。
ヴァンカが髪に巻く、スカーフも青だし。
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比喩表現を駆使して・・・・・というわけでもないのですけれど
風景が凄く目に浮かびますね、この作品。
潮風も感じられるし、そして、やっぱり「青」が(笑)
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こういう小説はフランス文学はうまいよね~~~とか、思わず唸ってしまいます。
けっこう深い作品だな、と思うのですが
ぱっと見た感じ、すごく清らか。
ピュアっぽい感じ。
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やっぱり不倫ばっかりのフランス文学の中で、
15,6の少年少女の恋物語だからかな。
でも、そこで夫人出してくるとこがフランスっぽくないでしょうか。
(すんごく文学的ではなくて、てきとーに根拠なく言ってますが・・・)
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やっぱり、このくらいの歳だと・・・・
男の子より女の子のほうが大人だよね~・・・・・。
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解説はなんと、鹿島茂さん(笑)
もう!久しぶりに鹿島さん本を読んでないな、と思った途端に
鹿島さん!(笑)
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この方、明治大学の教授だったんですね~。へぇ~。
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この『青い麦』の解説・・・・・というか
フランス文学になぜ「若い男女の恋」が多いのか?
といったことを(むしろ、今までの鹿島著作よりも分かりやすいんだけど・・・・)大変分かりやすく解説されているので、これ、すごく良いんじゃないかなと思います。
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↑↓この二つと比べて、古典新訳文庫はお値段高いですけどね。
この集英社の表紙もいいなぁ。
新潮文庫は、なぜこの表紙なんだ。麦を表してるの?これ??
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