ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》全曲 [DVD]/アーノンクール(ニコラウス)
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ベートーヴェン唯一のオペラのフィデリオ。

チューリヒ歌劇場2004年ライブ公演、ユルゲン・フリム演出、ニコラウス・アーノンクール指揮のを観ました。

ヴェルディやプッチーニは悲劇が得意で、モーツァルトは喜劇が得意。

彼らは多くのオペラを残しましたが、1曲もオペラを残さなかった人も多く・・・・

どうも「向かない」作曲家として、ベートーヴェンがよく挙げられている気がします。

そして「ベートーヴェンらしい、道徳劇」と。

簡単に言うと、主人公レオノーレ(カミラ・ニルンド)が「フィデリオ」という名で男性に変装して監獄に潜入し、政治犯として拘留されている夫フロレスタン(ヨナス・カウフマン)を救出する物語です。

なかなか・・・・・・フロレスタンが登場しないのですね・・・・。

フロレンスタンは政治犯を収容する刑務所に入れられて、はや2年。

というのも、時の権力者ピツァロ(アルフレート・ムフ)の悪事をあばいてしまったため。

妻のレオナーレはこの刑務所に夫が投獄されていることをつきとめ、何とか助け出そうと看守長ロッコ(ラズロー・ポルガール)のもとで「フィデリオ」と名乗り働くようになる。

・・・・・のですが、ここはオペラになっていませんでした。

ここから第1幕スタート

ある女性(マルツェリーネ)がやたらしつこい男(ヤキーノ)に言い寄られ、拒絶しているシーンから始まります。

「私にはフィデリオだけ!」 とかその女性は言っていたのだけれど、

ふぃ、フィデリオって主人公の名前じゃなかったっけ・・・・・・?

と混乱。

この女性が主人公だと思ってしまったため、しばらく意味が分かりませんでしたあせ

エーーーーわかりにくいよー、これ・・・・・・・。

解説書を読んで納得しましたものガクリ

全体的に・・・・うーん、そんなに・・・・・。中だるみがけっこう多いなあ、とか感じてしまいました。

確かに向かないのかも?

これ相当書き直したらしいですけども・・・。

レオナーレとフロレスタンで歌われる二重奏「言葉にならないこの喜び!」は私も大好きな曲。

ここはふつうテンポ速めに演奏されるのが通例のようですが、この指揮者は意図的に、かなり遅めに指揮をとっています。

解説書にも書いてあったけれど、はい・・・・確かにかなりの違和感が。

解釈等考えるとゆっくりのほうがいいのかなぁ?という気がしないでもないけれど、やっぱり違和感が泣ききーもーちーわーるーいー。



今度はカルメンあたり観ようかと思っています顔

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