- Wuthering Heights (Penguin Classics)/Emily Brontë
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諸事情があって随分とレビューが遅くなってしまいましたが・・・・・
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高校生の頃に読んだことがあって、
つい最近原書を読んで
翻訳を読み直しました。
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結論から言うと、個人的には、翻訳は高校の頃に読んだこれがベスト。
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こちらも上巻のみ呼んでみたけれど、うーん、新潮文庫のほうが好きかな?
- 嵐が丘〈上〉 (光文社古典新訳文庫)/E・ブロンテ
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どうやら、「読んだことあるー」 「映画観たことある~」
という方が多いようでしたので、あらすじは割愛させていただきます。
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何回か「ブロンテ姉妹なら、シャーロット」と言っていますが・・・・・
うーん、やっぱり「好きかどうか」ならば、『ジェーン・エア』のほうが好きです。
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しかし、文学的に見ると・・・・・・『嵐が丘』かなぁ、と思います。
サマセット・モームも世界の十大小説に選んでいますよね。
じゃあ、何故「好き」と思えないのか・・・・・?
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いろいろ考えてみた結果、登場人物を一人として好きになれない。ことが大きいようです。
ヒースクリフやキャサリン(特に1世)、ヒンドリーなんて、もう、論外。
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イヤ、ある意味での「魅力」とかはかなりあるんですが、そういう意味じゃなくって
文学的どうこうはおいておいて
あんな友達とか、嫌じゃないですか・・・・・?
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ネリーも、そして、ロックウッドもけっこうねー
「空気読めやぁぁぁ!!!!」なところありますしね。
イザベラも、そして、私が特に腹がたったのは、リントン。
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読んでて、なんかもう、すんっごくイライラしました。
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結論: まあ、確かに評価はされるよなぁとか、関連書とか、論文とか読んでたら特に思うんだけど・・・・。
自分の感性と、登場人物が合わない。
これはでも、出版当時は評価されないよねぇ・・・・・・・。
エミリ・ブロンテだからこそ書けた作品。
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因みに、『嵐が丘』がどのジャンルになるのか?といったことはかなり議論が繰り広げられているようですね。
リアリズムである、とか主張する人もけっこういるけど
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まあ、確かに一部はそうかもしれないけど?
全体としてリアリズムにはとても思えませんでした。
どっちかと言えばロマン主義・・・・。
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私はやっぱこれは、ゴシック小説だよねーという意見です。
と言いつつも、あまりに枠におさまった小説って言うのも面白みないなー
と思いますし、何かと何かが合わさってるくらいでいいんじゃない?
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「これはロマン主義小説であるっ。(きっぱり)」とかでなくて。
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ある程度はジャンルの区別って必要不可欠だし
私は当然、覚えなきゃいけないけど
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けっこう・・・・・・本末転倒になってません?あれ?
というのもあるので、そこまではなりたくないし、したくないなぁとおもいます。
- 図説 「ジェイン・エア」と「嵐が丘」―ブロンテ姉妹の世界/河野 多恵子
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だーいぶ前に読みました。
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ムーアって、何?
どんなの???
ブロンテ姉妹が育った地って、どんなとこ?
と思った時に最適。
- 「嵐が丘」の謎を解く/廣野 由美子
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これは最近再読しました。
そこまで堅くもない(一応)専門書で、大変読みやすいし
『嵐が丘』関連書としてはいちばん良かったなと思います。
シャーロット・ブロンテの『教授』とかも読みたいなぁぁ・・・・・・。