BBCのthe Big Read Book of Booksです。
めっずらしく洋書。いや、洋書っていうより雑誌です。
これ、ゼミで先生が参考までに「見てみて」とまわってきたものです。
こういうの好きなもので^^ずっと気になってまして・・・・・先生に貸していただきました
文学の墓場 20世紀文学の最終目録 フレデリック・ベクベデ はフランス人が選んでいましたが、こちら2003年にイギリス人が選んだベスト100です。(巻末にトップ200まで載ってるからベスト200??)
やはり、こういう英文は読みやすいですね。小説と違って抽象的じゃないし、論文と違って堅くないし。
どーも邦題がわからないものがあるので、英語でTop21発表していきます。(分からないものに付けておきます)
なんで「21」なんでしょう・・・・・。
1. Birdsong Sebastian Faulk
邦題、ナニ??
2. Captain Corelli's Mandolin, Louis de Bernieres
『コレリ大尉のマンドリン』聞いたこと・・・あるような・・・?
3. Catch-22, Joseph Heller
『キャッチ=22』
全く知らないんですけど・・・・調べても良く分からない。あれ、日本でも人気なの???
4. The Catcher in the Rye, J.D.Salinger
『ライ麦畑でつかまえて』 これは日本でも絶大なる人気を誇っていますよね、村上春樹さんの新訳の影響も大きいんでしょうけれど。
☆5. Gone with the Wind, Margaret Mitchell
『風と共に去りぬ』 わたくしも大好きでございます。納得。納得ですとも。
☆6. Great Expectations, Charles Dickens
ディケンズの 『大いなる遺産』。大して読んでないけどディケンズの今のとこベストです・・・・が『ディビッド・コッパーフィールド』のほうが人気だと思ってたんだけどな?
☆7. Harry Potter and the Goblet of Fire, JK Rowling
ハリー・ポッターはそりゃ、ランクインするよね。でも、『炎のゴブレット』?2003年なのに??これが一番人気なんだー、意外。
8. His Dark Materials, Philip Pullman
『ライラの冒険』だって!あー!分からなかった。原題こうなんだ。
9. The Hitchhiker's Guide to the Galaxy, Douglas Adams
『銀河ヒッチハイク・ガイド』だって。SFらしいけど・・・ごめんなさい、わからない。
☆10. Jane Eyre, Charlotte Brontë
『ジェイン・エア』。 好きです。これは、イギリス人も好きなんだろうなーと思っていました。よく出てくるもの。ラブ・ストーリーの比喩にロチェスターがよく出てきたり。
11. The Lion, the Witch and the Wardrobe, CS Lewis
『ライオンと魔女』。 私はこういうのは読まない&観ないけど・・・日本でも人気あるよね。
☆12. Little Women, Louisa May Alcott
『若草物語』。意外と原題知られてませんね。人気・・・・なの??私も何度も読んだけど、そんな好きではないなぁ。まさかの12位。
13. The Lord of the Rings, JRR Tolkien
えぇぇ、まさかの13位。こんなに下!??『ライラ』や『ライオンと魔女』よりも下とは、驚き。
14. Nineteen Eighty-Four, George Orwell
ジョージ・オーウェルの『1984年』ですよー。あれー、これ、人気あるんだー。
これまた村上春樹さんの影響で、日本でも今すごい読まれているけど・・・・
☆15. Pride and Prejudice, Jane Austen
『高慢(自負)と偏見』。こんなに下だとは。イギリス人(特に女性)大好きなのに・・・。ベスト5に入るかと思った。
16. Rebecca, Daphne du Maurier
『レベッカ』!?人気あるんですね。ローレンス・オリヴィエ出演で映画もあります・・・が、小説も映画も、あらすじ全部知ってしまっているせいか、未だ読んで&観てなかったり・・・。
17. To Kill a Mockingbird, Harper Lee
『アラバマ物語』 原題これだって知りませんでした。でも、原作より映画のほうが絶対有名だよ。
☆18. War and Peace, Leo Tolstoy
『戦争と平和』。さすが、ロシアの巨匠 トルストイ。やはりイギリスの作品が選ばれやすい中のTOP21入りです。
・・・・が、個人的には『アンナ・カレーニナ』のほうが。
まさかサマセット・モームの影響?まさかね。
19. The Wind in the Willows, Kenneth Grahame
『たのしい川べ』。 児童文学ですね。
20. Winnie the Pooh, AA Milne
どうしてもディズニーのイメージが・・・・強すぎるんですけど。読んだことあるのって少ないんじゃ?
間違っても、外国人の前で「プー」なんて言っちゃいけません。「ウィニー・ザ・プー」と言わないのがおかしくってたまらないらしいです。
☆21. Wuthering Heights, Emily Brontë
『嵐が丘』。やっぱり、こう訳した齋藤勇さんって凄い。
そして姉妹で(シャーロット・ブロンテがお姉さん)TOP21入りってすごいねー。頑張れ、アグネス。
まさかの8冊しか読んでない
気になった・・・のがですね、ヘミングウェイあたりが全然入ってこないこと。
最近のものは全然分からないので古典で行くと・・・重複してランクインしているのが
チャールズ・ディケンズやジェーン・オースティンなど。因みにハリー・ポッターシリーズは22,23,24位と来ています。こう考えると最も人気かな。
ディケンズは『荒涼館』『クリスマス・キャロル』『ディビッド・コッパーフィールド』『二都物語』 ジェーン・オースティンは『エマ』『説得』など・・・。
巻末のTOP101-200までもチェックするとディケンズ、『ピックウィック・ペーパーズ』『オリバー・ツイスト』もランクイン。さすが!!
当たり前ですが、イギリスの作品がかなり多め。
ドストエフスキーの『罪と罰』もランクインしていますが、トルストイの方が人気あるみたい。因みに、他のロシア作家は見かけません。
カフカとかカミュもないねぇ。
バルザックとかデュマもない、スタンダールもない。そういや、ヘルマン・ヘッセとか・・・。ドイツやフランス文学あまりお好きじゃない人多いのかな?
マーク・トウェインやフィッツジェラルド来てもいいよね。
日本人だったらね、今トルストイよりもドストエフスキーじゃないですか。(私は逆)
そして、『罪と罰』より『カラマーゾフの兄弟』じゃないですか。(私は逆)
『星の王子さま』や『老人と海』がぜったいランクインするはずなの!日本人、特に好きじゃない?
まさか・・・・とは思いましたが、ここでも(上にリンク貼った『文学の墓場』でもあった)ジョイスの『ユリシーズ』がランクインしていることが納得できない。
大学教授でも「・・・・難しいよね」と言わせるモノなのに。
『ブリジッド・ジョーンズの日記』がランクインしておりました。これね、バカに出来ないよ。
すっごいびっくりしたのが・・・・最後の最後、98位が『ガールズ・イン・ラブ』、99位が『プリンセス・ダイアリー』が来ていること。どちらもヤング・アダルト小説です。
どっちも面白いですよー。でも、まさか入っているとは。
全体的に英語も読みやすいし、Do you know that??のような形で豆知識も載っていたり。さすがに英文学専攻だと殆ど知っていましたが^^
かなり写真が多めで、キレイ。
映画も多く取り上げられていました。
こういうランキング大好きです
でも、日本のを見ると「えーーー・・・・・・」ってなりそう。いつも思うんですが、頑張ろうよ、ジャパン。ぜったい日本文学ランクインしないよね。
アメリカのとか、ドイツとか、イタリア人が選んだTOP100とかまた本を見つけたら読みたいです。
ご存知なのがあれば教えてください^^
シェイクスピアは、「戯曲」であって「本」じゃないから除外されたんだよね・・・?そうだよね・・・・??