あぁあーやーーっと読むことができましたビックリマーク読みたかったんです、ずっとね。

でも予約したの去年なのに入ってきたの今週。

やっぱり「映画化」なんてものしちゃうと一気に人気でちゃいますねー。


 因みに同時期に予約した『ブーリン家の姉妹』はあと25人待ちくらい。

因みに『最後のパレード』も同じくらいですが、今現在250件くらい予約入ってますねあせる


 ・・・・ということで、名前だけは聞いたことある方多いのではないでしょうか。私は結局観てないのですが、映画を観られた方もいらっしゃるんじゃないかな~?

 著者のセシリア・アハーンはアイルランド人なので「その他」にさせていただきました。アイルランド人作家と言えばやっぱジョイスだよね、ジョイス。

 凄いのが著者は現アイルランド首相の娘だということ。

 今流行の所謂泣ける小説です。純愛モノ。


愛する人との永遠の別れと喪失感、そして人生の再出発を描いた話題作。

ですって。


 愛って、恋って、素晴らしいのおぉぉぉぉ!!!!

と押し付けがましい恋愛小説は嫌いですが、やっぱいいですね。処女作だからか構成はイマイチかなー・・・という気がしますが、これは映画には向いていそう。

 先はかなり読めてしまいますが、基本的に読めすぎると嫌な私でも気持ちよく読めたのが不思議。

 


 ネーミングセンスもいいじゃないですかーキラキラ

 ざっとあらすじを紹介させていただくと、ヒロインは最愛の夫ゲリー脳腫瘍で失ったホリー。彼のいない生活に耐えられず、泣きはらし、家に閉じこもり、現実を受け入れられない。

 彼女の友人らも心配していたそんなある日、ホリーの実家に「リスト」と書かれた10通の手紙が届く・・・・。

 それは、ゲリーが生前ホリーに遺した手紙でした。


 それを1ヶ月に1通ずつ開けていく。

 ゲリーは何よりも自分の死んだ後のホリーのことが心配して、サプライズのプレゼントを用意したり、彼女ひとりで生きていけるようにサポートしています。

 それがホリーにとってとても辛いことでも。


 「リスト」があるときには、ゲリーが自分のすぐ傍にいてくれているような気がする・・・・でも、10通目を開けてしまったら・・・・・。

 このあたりまでは容易に想像ができます。セシリア・アハーンは誰か大事な人を失ったことがあるのかな。かなりリアルに描かれています。

 お気付きだと思いますが、その「リスト」が必ずP.S.アイラヴユーで終わっているんです。あぁ、切ない。


 それらをゲリーは誰にも見つからずにやり遂げたという事。憎いですね。

 ホリーは悲しみに暮れていて、親友の結婚や妊娠にも素直に喜んであげられない。・・・・でも、きっと親友なのに心の底から喜んであげられない自分がいちばんイヤなんですよね。

 ホリーサイドから描くのは勿論、友人サイドから描くのも上手い。


 映画のほうの予告編とかは観ていたのであらすじは知っていたつもりでしたが、私、死んだはずの夫から手紙が来た=天国から来た とかだと思っていたんです。だから現実味ないなーとか思っていましたが、実家に小包が送られてきてその中に10通手紙が入っている、という。

 映画のほうはここが異なるようですけど、これなら妙に現実味があるんですよねおんぷ

 


 映画、やらないかな。観てみたいです。

 因みに私はゲリーからのホリーと友人たちへの「プレゼントプレゼント」の描き方が好きでした。だって、まさかあっちサイドから描くとはねー・・・。

 女の子におススメです。堅くないので読みやすいんじゃないでしょうか。

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