私の勤める
認知症専門病院に
入院してこられた患者様は
なぜ「良くなっていく」ことが
多いのか?
このフレーズ 何回目でしょう?
私が考える
良くなる1番の理由は
「仲間」がいるからです
もちろん
患者様の良くなる理由は
1つではないはず
いくつもの要因が
じわじわとしみ込み
効いてくるんだと思います
でも
入院する前の
家でも施設でも
薬は出されていますし
そもそも その診断は誤っていないのか
適切な薬が 適切な量
投与されているのかは別として
入院する前の
家でも施設でも
介護する人は
そのときできる精一杯で
関わってきています
当院の職員もさまざまで
いい関わりばかりではありません
かくいう私も 含めてです
では 入院する前と
違うことは何なのか?
それは
孤独を感じずにすむ
仲間がいる
かどうか
なんじゃないかなと
私は思うんです
認知症専門病院に
入院してこられる方は
せん妄やBPSDが なかなか激しく
介護が困難になって 仕方なく・・・
という方がほとんどです
そんな患者様は
入院する前の住まいで
1番の
「困った人」だったかも
でも 当院では
似たような混乱状態の方や
その混乱状態を脱してきた
先輩も大勢いらっしゃいます
そのような病棟の中で
患者様は
BPSDが激しかろうが
穏やかであろうが それは
今そういう状態
にあるだけの
フツーの 認知症のある患者様
でしかない のです
表現をご不快に思われた方 申し訳ありません
患者様お一人お一人を 尊重していても
特別扱いはしていない
という意味だと捉えていただければ・・・
う~ん これもなんか違う
前回 ご紹介した
「プチ認知症体験?」 で
私は 突然
『今』 が確かでなくなり
そのことに
ものすごく恐怖を覚えた
といったことを書きましたが
この感覚が 常時ある
(かもしれない としたら)
患者様はさぞや
心細いんじゃないか
と思うんです
こんな時 受け止めてくれる
フツーに接してくれる人
がいたら
私なら救われる気がする
不安はあっても
ちょっと落ち着けます
まとまらないまま 今日はこの辺で
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました