red hot chili おふくろめし。

red hot chili おふくろめし。

2014年2月マレーシアのイポーという街にやってきました。日本人の夫1人、0歳(お引越し当時)の息子1人と同居。
慣れない土地での毎日のごはん作りは、夫の後方支援のみならず、他に娯楽のない土地での唯一の楽しみともなりました。
試行錯誤の毎日の、記録用ブログです。

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Gourdシリーズ最後(とりあえず)。



Angledって ごつごつした、とか 角ばった、って意味かな。
外皮はサボテンみたいにごつごつ。

日本語訳は出てこないけど、ネットで調べると
Luffa (loofah)の仲間みたい。
これは、『へちま』という意味。



確かに、断面は
今までのgourdシリーズ
(bitter gourd(ゴーヤ), English gourd(ハヤトウリ))
と違って、
硬い外側の実質と、内側のホワホワした種部分、というように分かれておらず。
全体的に海綿質、ホワホワしてる。
このへんが、『へちま』感といえばそんな感じも。

でもやっぱり、へちまなんか料理したことないし!
って思ったら。
いままでのウリたち同様。
クックパッドで『へちま』と調べると、あるあるレシピ。
どうも、『なーべーらー』と呼んで、沖縄では一般的な野菜みたい。

ここまで来て、マレーシアの野菜と沖縄の野菜。
やっぱり同じ南国だからか。
共通点いっぱいあるんですね。
私は北のほう出身だから、スーパー行くたびに驚いてるけど。
案外沖縄の方は、違和感感じないのかも。

なーべーらー、沖縄レシピサイトによれば味噌煮(んぶしー)が一番代表的な調理法みたい。
他にはおひたし、炒め物、味噌汁の具に、など。

というわけで一本のうち半分は味噌煮に。
本当はスパム、島豆腐と煮込むみたいですが、
マレーシアにはないので普通のソーセージ、豆腐で代用。
このソーセージも、実は豚肉が含まれてるのでおおっぴらには売っていなかったり。
影でこっそり、ノンハラルコーナーで買ってるものです。

まずは、硬い硬い皮を剥きます。



皮はしっかりしてるけど、中はかるくてちまっ。
たぶん重量比、皮:中身=6:4くらいなんじゃないかな。
この中身のスポンジ感も、『やっぱりへちまなんだなぁ』ってかんじ。
ウリ系ですが、種およびワタがはっきりしていないので、
とらずにこのまま一口大に切って使います。

ソーセージを炒めて、豆腐、へちまを投入。
少しの水とみりんで溶いた味噌を投入。
少し煮て、すぐ完成。
…でも、写真取り忘れたんだな。

というわけで、残った半分で作ったおひたしの写真を代わりに。笑



これは、イカンビリス(イカンは魚、ビリスは干した)という日本で言うとにぼし、を使ってます。
イカンビリスはいろんな種類の魚で作られるみたい。



これはスーパーのイカンビリス売り場。
すごい大量の、
いろんな種類の魚からつくられたイカンビリスが、
量り売りで並んでる。

まあ要はにぼしでしょ?ってことで。
頭(とできるかぎりのワタ)を取って一晩水につけたイカンビリスを、
昆布と一緒に弱い火にかける。途中でへちまも加える。
沸騰直前、へちまがいい感じにふにゃっとしたらザルでこす。
ダシはまた別のときに使おうとおもうので、とっておく。

昆布は取り除いて、イカンビリスはまあおまけとして残し、
だしの味のついたへちまに醤油少々とかつお節を加えて、味をつける。

で、できあがり。



もっかい。笑

感想は。
•味噌煮: 少し煮すぎて、もともと存在感のうすかったへちまが、
さらに『あれどこ行った?』状態に。笑
普通においしかったけれども。
ソーセージと豆腐に完全に負けていた。
おひたしにもしたかったあまり、1/2本とひよった
量だったことも原因かも。
しぼむことを考慮し、へちまは多め、ソーセージと豆腐は少なめ。がよいかも。

•おひたし: これは美味しかった!
さすがスポンジっぽいへちまなだけあって、
すごく味を吸い込む。
だしだけで、ほんとにちょっとの醤油だけでしっかり味がつく。
今回もったいないからイカンビリスも一緒に食べたけど、これも合う合う。
冷たく冷やしたら、大量一気にペロリです。

というわけで、angled gourd.
見た目のカタブツさのわりに、中身は優しいヤツ。
味も染み込みやすくて、温も冷もイケるなかなか柔軟なヤツ。

優しさがほしいときには、また買っちゃうかもしれません。笑